作・平野久美子               研究コーナーへ


大府キャンパス内ウッディランド

谷岡郁子(たにおかくにこ)
大阪府生まれ
カナダ・トロント大学卒業(発生生物学専攻)
神戸芸術工科大学大学院芸術工学専攻博士課程修了(芸術工学博士)
昭和54年中京女子大学講師
昭和61年より同大学学長
平成17年学校法人至学館(旧名:中京女子大学)理事長
平成19年より参議院議員

平野久美子(ひらのくみこ)
           和歌山県生まれ
中京女子大学人文学部アジア文化学科卒業
名古屋大学大学院発達教育学研究科
教育科学専攻博士前期課程修了
著書、『教師に問われる宗教教育とは何か』
(明治図書)など
 谷岡郁子学長のことばには、しばしばハッとさせられ、嬉々として
「目からウロコ」と満足することが多い。郁子学長の授業、郁子学長と学生や教職員
との対話において、学内では贅沢にも頻繁に起こり得る光景である。
 郁子学長は毎回自らの授業のはじまりに一枚の白紙を配る。授業中、
学生はメモやキーワードを書き留めたり、授業中に感じたことを書く。
 郁子学長は学長室に戻る前、早くも廊下を歩きながら、学生のコメントに目を通し、
「キャーー」とか「ウーーン、いいこと書いてある」とか「ナンじゃこりゃぁ」と大笑いをしたり、
学生と接する時間を全身で楽しんでいる。授業で受けた感動から
「私は今日から生まれ変わります」と宣言する学生もいた。
 郁子学長は学生たちのことばに心を開き、耳を傾け、今後のテーマに反映させていく。
だから、学生にとって、いつも新鮮で身近、もやもやとしたものを鮮明にするヒントを、
学長は語るのである。
 郁子学長のことばには、人に力や希望、活路を与えるという不思議な効果がある。
そこで、郁子学長の強い教育観をより広く伝えたいという思いから、
卒業生という一人の存在として、このコーナーでは郁子学長のことばを研究し、
「語録」形式でまとめていきたい。
 尚、多くの先生にご登場頂きますが、敬称略とさせて頂きます。