データで見る!教員・公務員合格者の部活事情


■ 教員採用試験合格者の状況

■ 公務員試験合格者の状況

夢とクラブ活動を両立している学生

クラブに所属しながら教員採用試験、公務員試験に合格した学生にスポットライトを当てました。
どうやって両立したの?部活動に入ったメリットはある??そんな疑問に答えてくれました!



小学校教諭(静岡県 内定)

  • 渡辺 寛大さん(わたなべ かんた) ❏
    内定先:静岡県教育委員会(小学校教諭)
    出身校:静岡県 静岡学園高校
    学 科:こども健康・教育学科
    クラブ:アルティメット部

    • 至学館大学へは「スポーツに強い教員になりたい」という思いから入学を決めた渡邊さん。やったことないスポーツを経験してみたいと感じ、体験入部をして楽しいと感じたアルティメット部へ入部。そんな渡邊さんに聞いてみました。
      Q:部活動に所属するメリットは何ですか?

      良い先輩に出会えたことです。教員になるか迷っているときに先輩に相談することができました。教員の良さ、一般職の良さについてそれぞれを目指している先輩から教えていただくなど様々な話を聞くことができるのはメリットです。


      Q:大学生活を振り返って印象に残っていることは何ですか?

      大学生活全てが人生の成長ポイントだと感じます。ボランティアやアルバイトを含めて様々な経験をしてきましたが、価値観が広がったり、考え方がより良くなったりしたと思います。人として成長できました。


      Q:将来どのような教員になりたいですか?

      まずは教員としてというより、一人の人間として尊敬、憧れてもらえるようになりたいです。


      Q:教員を目指しているが、部活動も続けたいと思っている受験生にメッセージをお願いします。

      本気で先生になりたいなら勉強に集中しなくてはならない時期が必ずあります。そして、大変だな、苦しいなと感じることもあります。 しかし、部活動を真剣に取り組むことは、この苦しい時間を乗り越えるための糧になります。 また、教職支援室では同じ夢を目指している仲間ができ、やることも明確になります。教員を目指している人は行くべきだと思います。


中学校教諭(愛知県 内定)

  • 波多野 空知さん(はたの そらち) ❏
    内定先:愛知県教育委員会(中学校教諭:保健体育)
    出身校:愛知県 愛知工業大学名電高校
    学 科:健康スポーツ科学科
    クラブ:サッカー部(男子)

    • 至学館大学へは教員になりたいという思いから入学した波多野さん。一方で大好きなサッカーも4年間続けています。レギュラーとして、副主将としてチームに貢献しながら、教員採用試験をどのように突破したのか波多野さんに聞いてみました。
      Q:部活動に所属するメリットは何ですか?

      様々なメリットがあると思います。具体的には仲間ができる、楽しみが増える、将来に活かせる、夢中になるものが増える、体が強くなる、メンタルが鍛えられるなどです。


      Q:部活動に所属していて大変なことは何ですか。それはどのように乗り越えましたか?

      2年生の時、足を骨折して長い間サッカーができなかったことがありました。つらい期間でしたが、「今できることは何か」を考えて無駄な時間にしないよう心掛けました。仲間の頑張る姿をみて乗り越えることができました。


      Q:大学生活を振り返って印象に残っていることは何ですか?

      部活動、教員採用試験に向けての勉強や面接練習など様々なことが印象に残っています。友人との遊びやアルバイトも良い思い出です。


      Q:部活動と教員採用試験勉強の両立はどのように行いましたか?

      大学の授業の空きコマや、部活動が終わってからバスまでの時間などを有効活用して勉強を行いました。教員採用試験3か月前には勉強に集中するために部活動をお休みすることもありましたが、試験後には活動を再開しました。


      Q:教員目指しているが、部活動も続けたいと思っている受験生にメッセージをお願いします。

      何事も自分次第だと思います。部活動を続けたいと思っているのであれば続けなければ後悔してしまうと思います。後悔がない選択をして欲しいです。とりあえずやってみる、挑戦してみる精神で頑張ってください!






海上保安官(海上保安庁 内定)

  • 中村 天飛(なかむら てんと) ❏
    内定先:海上保安官(海上保安庁)
    出身校:愛知県 名古屋高校
    学 科:健康スポーツ科学科
    クラブ:水泳部

    • 4歳から続けている水泳で「全国大会に出場したい」と至学館大学へ入学した中村さん。目標である全日本インカレの出場を果たし、海上保安官の試験も突破しました。部活動に所属するメリットは?試験勉強はどのように行ったのか?中村さんに聞いてみました。
      Q:部活動と公務員試験勉強の両立はどのように行いましたか?

      私は1つのことに集中するタイプなので、正直、部活動と試験勉強の両方を行うことはうまくできませんでした。そこで、全国大会までは水泳に集中することを決め、全国大会後から試験までの3週間は勉強を全力で取り組むことにしました。試験勉強を始めるにあたって、まずは合格のボーダーラインを調べて目標を決めました。その後、過去10年分の試験問題を取り寄せ問題を解いていきました。わからない問題は得意な友人に相談したり、間違えた問題はなぜ違うのかを調べたりして自分だけのノートを作成しました。また、自宅では誘惑が多く集中できなかったため、図書館やカフェに行くなど自分の特性を考えて勉強できたこともよかったと思います。そのおかげで、集中して勉強する時間が確保でき、1日13~4時間ほど試験対策に没頭することができました。勉強期間は短かったですが、試験に合格することができました。


      Q:公務員を目指しているが、部活動も続けたいと思っている受験生にメッセージをお願いします

      部活動は学生時代しかできないことだと思うし、その最後が大学です。そのかけがえのない時間を全力で楽しんでほしいです。選手でも、マネージャーでも、初めてのスポーツでもいいのでぜひ部活動に挑戦してみてください。部活動と公務員試験勉強を両方頑張ることは難しいですが、必ず合格する方法はあります。SNSの“この時期から勉強しないと合格できない”などの情報に左右されずに、自分のペースで勉強することが良いと思います。私はどちらも全力で頑張りたかったし、両方の目標を達成することができました。大丈夫!諦めない!絶対合格できる!!






保育士(多治見市 内定)

  • 村山 はるか(むらやま はるか) ❏
    内定先:多治見市(保育士)
    出身校:岐阜県 鶯谷高校
    学 科:こども健康・教育学科
    クラブ:柔道部

    • 保育士、幼稚園教諭、小学校教諭と3つの免許が取得できると至学館大学への進学を決めた村山さん。一方で継続してきた柔道も結果を残したいと励み、全日本学生柔道優勝大会、講道館杯に出場。どんな大学生活だったのか、村山さんに聞いてみました。
      Q:大学生活を振り返って印象に残っていることは何ですか?

      部活動はどの場面も印象に残っています。仲間に恵まれ、様々な舞台で勝負することができたことは良い経験になりました。調子が良くないとき、思い通りにいかないときには仲間や監督が声をかけてくれ、もう一度頑張ろうという気持ちになりました。


      Q:部活動と公務員試験勉強の両立はどのように行いましたか?

      図書館に通って勉強をしました。授業がある日は空きコマの時に、休みの日は柔道部の練習後に行っていました。


      Q:教員・公務員を目指しているが、部活動も続けたいと思っている受験生にメッセージをお願いします。

      部活と勉強の両立は大変なことです。嫌になるときも必ず出てきます。しかし、諦めることは誰でもできます。諦めず、進み続けることによって卒業するときに「いろいろあったけど大学生活楽しかった」と思えると思います。大学生活でしかできない経験をたくさんしてください。




消防官(衣浦東部広域連合消防局 内定)

  • 村山 奈岐紗(むらやま なぎさ) ❏
    内定先:衣浦東部広域連合消防局(消防官)
    出身校:愛知県 知立高校
    学 科:健康スポーツ科学科
    クラブ:軟式野球部(女子)

    • 部活動を思い切りやりたい!と至学館大学に入学した村山さん。全日本女子大学女子野球選手権大会にレギュラーで出場、大学JAPAN選出など成績も残してきました。どのように軟式野球に打ち込みながら公務員試験に挑んだのか、村山さんに聞いてみました。
      Q:部活動に所属するメリットは何ですか?

      先輩や同期、後輩など、繋がりがどんどん広がり仲間や友人ができることです。大学の授業だけでは関わることの少ない他学科の友人ができたり、遠征で他県の友人ができたりと様々な人と関わることができました。切磋琢磨した仲間なので、困ったときに助け合うことができる頼りになる存在ができました。


      Q:部活動と勉強(授業・公務員試験勉強)の両立はどのように行いましたか?

      練習の時間や大会前などは部活動に集中するようにしました。しかし、大学の試験期間と大会期間が被ってしまうこともあり、勉強しながら練習もしなければいけないという状況は大変だなと感じることもあります。同じ状況の仲間と「頑張ろう」と言って乗り越えることができました。公務員試験勉強では空きコマを使って勉強したり、公務員対策講座を受講したりしました。


      Q:公務員を目指しているが、部活動も続けたいと思っている受験生にメッセージをお願いします。

      私の所属している軟式野球部は週4日の活動のため、空いている日に勉強やアルバイトをすることができます。部活動を行っていると、試験を一緒に頑張る仲間や先輩方からのアドバイスをいただく事ができます。何事も本気で取り組むからこそいい結果が得られると思うので頑張ってください。






市役所行政職(碧南市役所 内定)

  • 市古 颯汰(いちこ そうた) ❏
    内定先:碧南市役所(行政職)
    出身校:愛知県 碧南高校
    学 科:健康スポーツ科学科
    クラブ:軟式野球部(男子)

    • 好きなスポーツに関わる仕事がしたいと入学した市古さん。いかにして市役所への就職を決めたのか。そして、東日本軟式野球大会準優勝チームの主将・レギュラーとして活動しながら勉強との両立はどのようにしていたのか市古さんに聞いてみました。
      Q:部活動に所属するメリットは何ですか?

      友人ができるということが大きなメリットだと感じています。また、一生懸命活動していたことが就職活動を行う上でアピールポイントとなりました。面接やエントリーシートなどで評価していただけたと感じています。


      Q:部活動に所属していて大変なことは何ですか。それはどのように乗り越えましたか?

      初めて主将を務めたこともあり、チームを統率することに苦労しました。楽しみながらも勝つチームを目指し、期待以上の成績を残せたことは大学生活の中でも印象深い出来事です。大変なときこそチームメイトが楽しんで活動できるように意識をして苦しい時期を乗り越えました。この経験は公務員試験を突破できた要因の1つだと思います。


      Q:部活動と公務員試験勉強の両立はどのように行いましたか?

      隙間時間を利用して毎日コツコツと勉強しました。私は2年生で受講した専門基礎演習で大府市役所職員の方の話をきき、市役所職員を目指すようになりました。3年生の春から毎日1時間程の勉強を続けました。


      Q:公務員を目指しているが、部活動も続けたいと思っている受験生にメッセージをお願いします。

      部活動をしながら教員や公務員になることは簡単ではありません。特に勉強時間の確保が難しく、早めに準備を行うことが大切です。そのために、1.2年生の内に募集要項を確認し、受験申込から内定までの流れや、試験内容を把握しておくことが必要です。また、公務員の場合は説明会やインターンシップなどを実施しているところもあるので積極的に参加すると良いと思います。迷ったときは経験者の体験談が非常に参考になります。部活動に所属していれば先輩に頼ることもできます。就職活動は自分の人生を左右する大切な時期です。自分の夢をかなえるために頑張ってください。