【シラバス基本情報】

科目名 人間形成論U<心理・教育・社会>
担当教員 堀江 俊一・丸山 真名美・岸山 弘
配当年次 2年
履修方法 選択必修  
開講時期 後期
授業形態 講義
単位数 2
備考  

【授業目標】

 本学の教育理念である「人間力の形成」を焦点にして、社会力、自己形成力、当事者力、健康力、知的視力等を養う講義や授業を行う全学必修の科目である。この「人間形成論U」では、この目標を、心理学、教育学、社会科学・法学という3つの観点から、それぞれ5回ずつ授業を行う。
 すなわち、心理学からみた人間と社会の現状・問題点、及びそこでの「人間力形成」(自己形成)をどのように考え実践していくかについて、学生の皆さんと考え論議していくことを目標とする。

【到達目標】

人間形成の心理的・教育的・社会的基盤について理解し、自己形成の過程についての客観的な理解ができる。

【授業計画】

 下表のとおり担当者が、順番に授業を行う。毎回小レポートを書くなどして、自分の考えをまとめ、表明する。授業中においても、学生が積極的に率直に自分の意見を言えるようにしたい。

内容
1
(丸山)私たちは、世界をどのようにとらえているのか。
2
(丸山)Rashoumon Effect
3
(丸山)立場における現実の認識@:立場Aの認識
4
(丸山)立場における現実の認識A:立場Bの認識
5
(丸山)なぜ、立場によって認識が異なるのか?
6
(岸山)教育の課題(体罰)から考える人としての在り方1
7
(岸山)教育の課題(いじめ)から考える人としての在り方2
8
(岸山)教育の課題(発達障害)から考える人としての在り方3
9
(岸山)教育の課題(不登校)から考える人としての在り方4
10
(岸山)教育の課題(海外子女教育)から考える人としての在り方5
11
(堀江)人間形成に果たす外部の要因の重要性。社会的関係
12
(堀江)人類史から見る範囲の世界の広がりと文化(人間性)の展開。
13
(堀江)近代的人間性への展開。「想像の共同体」:生活世界の拡大。
14
(堀江)日本の社会史:生活世界の諸相と展開。古代から江戸期まで。
15
(堀江)近代的人間性の形成と教育。明治以降の近代化と教育。

【履修上の注意(含予習・復習)等】

 本学の基幹科目の一つであるので、しっかり出席し、自分自身の生き方を確立するという意気込みをもって授業に参加することが大切である。
 15回の内容については、履修者の状況に応じて調整する場合がある。

【成績評価の方法と評価割合(%)】

 担当者ごと提出を要求される小レポートに基づき評価を行う。各担当者はそれぞれ100点満点で評価し、これらの平均点により評価する。

【テキスト・参考文献】(テキスト◎、参考文献(推薦)○)

 担当教員の指示に従うこと。特に、共通のテキストは使用しない。