【シラバス基本情報】
科目名 | 教育課程論 | |
担当教員 | 加藤 由紀子 | |
配当年次 | 2年 | |
履修方法 | 選択 | |
開講時期 | 後期 | |
授業形態 | 講義 | |
単位数 | 2 | |
備考 |
【授業目標】
教育課程は「何を教えるのか」という教育の中身、内容を組織立てたもので、学校教育の根幹をなすものである。本授業では、教育課程の意義と実際、学習指導要領の役割・変遷、教育課程との関連についての基礎的な知識・理解を深める。この学びを基に、食に関する教育課程を編成したり、授業デザイン、食育だよりを作成したりすることを通して、栄養教諭として教育課程を編成する力を身に付けることをねらいとする。
【到達目標】
@教育課程の意義・役割について、教育基本法、学習指導要領とのかかわりを踏まえて説明できる。 A新しい学習指導要領の主旨・改善点、および学習指導要領の変遷について、主旨、カリキュラム類型、教科 授業時間数の変化、食育の位置づけの視点から説明できる。 B学校における食育に関する指導の教育課程を編成し、授業計画・食育だよりを作成することができる。
【授業計画】
前半では、教育課程の意義やカリキュラム類型、新学習指導要領及び学習指導要領の変遷について学び、後半は実際に食に関する教育課程を編成し、授業デザインを考える。
週 内容 1学校教育と教育課程の意義 2学習指導要領と教育課程、教科書の役割 3小学校の教育課程について@小学校学習指導要領を読む 4小学校の教育課程についてA教育基本法・学習指導要領・教育課程の関連 5小学校の教育課程についてB学校教育における食育の位置づけ 6学習指導要領の変遷@主旨、カリキュラムの類型の視点から 7学習指導要領の変遷A必修教科・選択教科、授業時間数の変化から 8学習指導要領に変遷B時代の要請、食育の必要性の背景 9食育と関連する教科等について〜家庭科・生活科・理科・社会科・道徳・総合的な学習の時間等〜 10教育課程の編成@発達段階に応じた食育のねらい 11教育課程の編成A学校における食育の年間計画 12授業デザイン@食育に関わる実践の計画 13授業デザインA「食育だより」の作成 14編成した教育課程・授業の計画と「食育だより」等について発表・協議 15本授業のまとめ、試験
【履修上の注意(含予習・復習)等】
食育を中心として幅広く教育に関する動向(文部科学省・中央教育審議答申等)や今日的な課題などについて関心をもち情報をつかむ。食に関する教育課程を編成する場合の情報収集に心がける。
【成績評価の方法と評価割合(%)】
期末試験(60%)、日常のレポート(40%)
【テキスト・参考文献】(テキスト◎、参考文献(推薦)○)
◎文部科学省「小学校学習指導要領」(平成20年3月告示)
○授業の中で紹介