【シラバス基本情報】
科目名 | こどもと数の概念U<抽象概念の形成> | |
担当教員 | 鈴木 哲太郎 | |
配当年次 | 4年 | |
履修方法 | 選択 | |
開講時期 | 前期 | |
授業形態 | 講義 | |
単位数 | 2 | |
備考 |
【授業目標】
・数・量・図形の基礎的な内容について、仲間集め(集合)、対応づけ(一対一対応)、分類整理(類別化)、順序づけ(序列化)などの活動が、数、量や図形の概念を獲得する上で基礎となる重要な経験であることを学ぶ。
・これらの経験がそれ以外の様々な活動の基礎となる経験でもあり、小学校算数を学習していく上の基礎となる考え方につながることを学び、よりよい活動のための取り組みができることをねらいとする。
【到達目標】
・自然数(集合数)の集合の集まりの同値律による類別と各類への標識付け、による理解とともにペアノの公理系による数学的表現を理解することができる。 ・量の比較可能性による比較とともに量(外延量)の数値化や、基本的な図形の標識付けからの類別化と類の特徴づけなどを理解できる。また、子どもの概念形成に対する理解を踏まえて、こどもに必要感のもてる活動を用意することができる。
【授業計画】
週 内容 1自然数(集合数)(1)集合と同値律 2自然数(集合数)(2)同値律と類別 3自然数(集合数)(3)類の標識 4自然数(集合数)(4)ペアノの公理系 5数の表記 6量と属性 7量と比較可能性 8量と加法性 9量(外延量)の比較 10量(外延量)の数値化 11図形と概念形成(1)類と標識 12図形と概念形成(2)類の性質 13図形と概念形成(3)異同関係 14空間観念 15概念形成と集合の考え
【履修上の注意(含予習・復習)等】
レポートの提出にあたっては、期限を厳守する。具体的な問題の解決を通した理解を大切にする。やむを得ず欠席する場合は、配付資料の受け取り等について留意する。
【成績評価の方法と評価割合(%)】
評価は、授業内におこなう小レポート(50%)で授業への取り組みと内容の理解度を、期末試験(50%)で授業全般に関する理解度を計り、それらを合計して行う。
【テキスト・参考文献】(テキスト◎、参考文献(推薦)○)
テキストはなし。必要に応じて資料を配付する。