【シラバス基本情報】

【授業目標】

　乳幼児の言葉に関する発達過程、環境について理解できるようになることをねらいとする。保育所保育指針、幼稚園教育要領の「言葉」領域のねらいと内容を踏まえ、こどもへの援助と関わり方、児童文化財を活用した指導の方法を考案できるようになることをねらいとする。

【到達目標】

・乳幼児の言葉に関する発達過程、環境について基礎的な知識を獲得している。 ・保育所保育指針、幼稚園教育要領の「言葉」領域のねらいと内容を理解し、こどもへの援助と関わり方、児童文化財を活用した指導方法を考案できる。 ・言葉に関する発達段階に応じた教材を作成することができる。

【授業計画】

　乳・幼児の言葉の発達過程、言葉の環境について理解するとともに、具体的な保育場面での指導法を学ぶ。保育所保育指針や幼稚園教育要領の「言葉」領域のねらいと内容をよく理解した上で、保育者の言葉かけを中心とした援助や関わり方、児童文化財を活用した援助と関わり方を具体的に学ぶことを目的とする。授業展開として領域「言葉」の内容理解はもとより、絵本や紙芝居の選書・選択の視点、読み聞かせなどの実践法を学び、教材を作成して発表するなど実践の基礎を養い、実習等で活用できるような力をつける。

週	内容
1	幼児教育とことば
2	ことばの機能
3	乳児期のことばの発達
4	幼児前期のことばの発達
5	幼児後期のことばの発達
6	脳とことばの発達
7	運動機能・視覚・触覚・聴覚とことばの発達
8	小テスト�@、乳児のことばの指導法
9	幼児前期のことばの指導法
10	幼児後期のことばの指導法
11	ことばを育てる児童文化財
12	ミニ絵本の作成（ストーリー作成〜ページ配分など）
13	ミニ絵本の作成（第12週の続き・絵やしかけの作成〜完成）
14	小テスト�A、ミニ絵本の発表と相互評価（小レポート�@）
15	まとめと自己評価（小レポート�A）

【履修上の注意（含予習・復習）等】

　授業の中で、多くの児童文化財を紹介する。自発的に優れた作品と出会うように心がけ、言葉に対する感覚と感動する心を養うようにする。

【成績評価の方法と評価割合（％）】

　小テスト�@10%と小テスト�A10％でそれまでの授業内容への理解度を、ミニ絵本30％で学んだことを活かし実践する力を、レポート�@20％とレポート�A30％で授業全般に関する理解度と課題を分析・考察する能力をはかり、それらを合計して評価する。

【テキスト・参考文献】（テキスト◎、参考文献（推薦）○）

　◎大久保愛・長沢邦子　編者「保育言葉の実際」建帛社