【シラバス基本情報】
科目名 | 保育指導法(表現) | |
担当教員 | 風間 純子・池永 真義・岡本 伸子 | |
配当年次 | 2年 | |
履修方法 | 選択 | |
開講時期 | 後期 | |
授業形態 | 演習 | |
単位数 | 2 | |
備考 |
【授業目標】
・5領域の中の「表現」の位置づけ、領域「表現」のねらいとその内容について的確に把握する。
・様々な素材や方法を用いた表現の体験を通して、表現の拡がりとその自由について理解する。
・保育者にとって、自らの表現力を高めることよりもむしろ、幼児の表現を受容・共感・反応していくことの 重要性に気付き、指導者としての基礎的姿勢と技術を身につけることをねらいとする。
【到達目標】
@領域「表現」における望ましい保育のキーポイントを毎回の授業から理解・確認することができる。 A毎回の授業で得られた知識や情報を生かし、自らの表現能力を高める努力ができる。 B講義及び実践の作業全体を通し、領域「表現」の理想的なあり方と課題について文章にまとめることができる。
【授業計画】
様々な素材や方法を通して「表現」の拡がりを体験的に理解し、その自由さや楽しさに気付くとともに、互いの「表現」を鑑賞することの喜びを味わう。また、領域「表現」のねらいと内容について理解した上で幼児の表現活動をついた意見し、こどもの感情や発達段階を理解するとともに、豊かな表現を引き出す指導方法と技術を学ぶ。特に、学生から指導者の立場への変化を促すために、「受容−共感−反応」する力量を養うことに重点を置く。なお、グループ活動を基本とし、他者との関わり合いの中での発見を大切にする。
週 内容 1オリエンテーション、講義「幼児の表現の特徴・特質」 2身体による表現活動(コミュニケーションゲーム、ふれ合いの活動) 3造形による表現活動(新聞紙を使った空間表現) 4音による表現活動(楽器やそれ以外のものを使用した音の表現) 5こどもの表現を受容−共感−反応する力を養う演習(手遊びや集団ゲームを通して) 6幼児の表現活動の分析(2〜5歳児の表現の様子の映像を通して) 7絵本から始まる表現活動の指導案@(事例紹介、絵本の選択) 8絵本から始まる表現活動の指導案A(指導案作成) 9グループ活動@ (発想と構想) 10グループ活動A (制作と稽古) 11グループ発表@ (A、B、Cグループ)と鑑賞 12グループ発表A (D、E、Fグループ)と鑑賞 13発表会の振り返り(VTR)と反省討論@ (A、B、Cグループ) 14発表会の振り返り(VTR)と反省討論A (D、E、Fグループ) 15講義「幼児表現指導の実際」、まとめ
【履修上の注意(含予習・復習)等】
・授業後に出された課題は授業時間外に取り組み、期日までに提出すること。
・指導案の作成は、授業時間内の講師からの指導をふまえながら期日までに仕上げておくこと。
【成績評価の方法と評価割合(%)】
@毎時の小レポート(20%)
A表現発表内容・作品(50%)
B期末レポート (30%)
【テキスト・参考文献】(テキスト◎、参考文献(推薦)○)
プリント配布。
授業中に適宜指示する。