【シラバス基本情報】
科目名 | 健康社会学特論 | |
担当教員 | 新井野 洋一 | |
配当年次 | 1年 | |
履修方法 | 講座内選択必修 | |
開講時期 | 前期 | |
授業形態 | 講義 | |
単位数 | 2 | |
備考 |
【授業目標】
第1のねらいは、人間にとって健康、病気とは何かを再確認し、健康科学研究の基礎を習得すること。第2に、健康と病気にかかわる行動の基礎理論を学ぶ。第3には、健康社会学における研究方法を広く健康の社会科学的研究技術として把握し、研究の進め方を学習する。
【到達目標】
@ 健康社会学とは何かを説明できる A 人間の健康と病気に関わる行動の基礎理論が説明できる B 健康と病院に関する社会科学的研究方法を実践できる
【授業計画】
健康社会学の理論と実際の授業と並行して、社会科学的研究技術について学習していただきたい。また、講義形式とはなっているが、健康と社会の関係に関わるトピックスについて講義する時間にもしたい。
週 内容 1健康社会学の目的論〜QOL・健康と病気の観念・定義とその歴史的変遷の意味から 2健康社会学の対象論〜人間の理解に関する諸視点と人間行動の定義と種類〜 321世紀に求められる人生・健康像〜サクセスフル・エイジングとその成功要因〜 4健康行動(health behavior)概念の使われ方と概要〜その範囲と種類〜 5健康行動(health behavior)の解釈〜リフレッシュやプロモーションとの関係〜 6健康行動のモデル@保健信念モデル(Health Belief Model) 7健康行動のモデルA自己効力(self-efficacy)理論 8健康行動のモデルB自己変容理論と計画的行動理論 9健康行動のモデルCコーピング理論(コミュニケーションとコンフリクト) 10健康行動のモデルDソーシャルサポート(社会的支援)論 11健康の社会科学的研究技術(1)学び・研究とその手順、資料・文献による理論的研究 12健康の社会科学的研究技術(2)フィールドワークとケーススタディ 13健康の社会科学的研究技術(3)ライフヒストリー法と社会調査法 14受講者による健康社会学的研究プレゼンテーション@ 15受講者による健康社会学的研究プレゼンテーションA
【履修上の注意(含予習・復習)等】
自分自身のパソコンを持つこと(メール上でデータの授受及び質疑応答のために)。その他については、第1週目にアナウンスする。
【成績評価の方法と評価割合(%)】
@レポート等の課題提出を1回でも怠った場合には、単位を認定しない。Aプレゼンテーションに参加しなかった場合には、単位を認定しない。以上の@Aを認定最低ラインとし、発表内容50%、レポート内容50%により評価する。(筆記試験は実施しない)
【テキスト・参考文献】(テキスト◎、参考文献(推薦)○)
テキストは使用しません。参考文献等については、随時紹介します。