【シラバス基本情報】

【授業目標】

　本授業では、こどもの抽象概念の形成について、小学校算数科と絡めて、学童期（小学生１年〜６年）における数（連続量・離散量、小数、分数）、量（内容量と外延量）、図形（平面、立体）、数量関係（関数）の概念形成について、算数科の教科書で扱われている教材を基にして、理解することをねらいとする。

【到達目標】

　�@学童期（小学生）のこどもがどのような数学的な概念を形成していくのか理解できる。
　�A学童期（小学生）のこどもにおける思考の発達と数学的な概念形成との関連や課題を理解できる。

【授業計画】

週	内容
1	自然数の概念
2	整数の概念と表現
3	整数の加法・減法の原理
4	整数の乗法・除法の原理
5	小数の概念と計算の原理
6	分数の概念と計算の原理
7	外延量（長さ、重さ等）の概念
8	内包量（単位量あたり、速さ）の概念
9	算数における図形の基本概念
10	算数における平面図形の概念
11	算数における立体図形の概念
12	関数の概念
13	割合・比の概念
14	統計の概念
15	講義のまとめ、試験

【履修上の注意（含予習・復習）等】

　講義内容について小レポートを課題とする場合がある。テキストを予習して講義に望むことが望ましい。

【成績評価の方法と評価割合（％）】

　・期末テスト（50％）�@�A
　・レポート課題（30％）�@�A
　・小テスト（20％）�@�A

【テキスト・参考文献】（テキスト◎、参考文献（推薦）○）

　◎小学校　算数科教育法　鈴木将史編著（2018年４月）建帛社
　　または、小学校算数科の指導　第2版　志水廣編著　建帛社（いずれか）
　○小学校学習指導要領解説 算数編（平成29年7月）文部科学省　日本文教出版

　○算数の教科書（啓林館他）1年〜6年