【シラバス基本情報】

科目名 体育実技V指導法
担当教員 加藤 雅之・村上 大輔
配当年次 1年
履修方法 選択必修
開講時期 後期
授業形態 講義実技
単位数 1
備考

【授業目標】

 中学校保健体育科教諭及び小学校教諭に必要な体育実技指導法を学ぶ本授業では、「中学校学習指導要領解説-保健体育編-(体育分野)」及び「小学校学習指導要領解説-体育編-」の目標を理解し、「体つくり運動」「器械運動」の運動技能及びその効果的な指導法を修得することをねらいとする。

【到達目標】

 @「体つくり運動」「器械運動」の特性や指導内容が理解できる。
 A「体つくり運動」「器械運動」の運動の行い方を工夫すること、授業を適切に振り返ることができる。
 B「体つくり運動」「器械運動」の運動や指導法に関心を持ち、積極的に授業に参加できる。
 C「体つくり運動」「器械運動」の運動や指導に必要な技術を身につけて、合理的な運動や指導ができる。

【授業計画】

 中学校学習指導要領及び小学校学習指導要領に示された「体つくり運動(体ほぐしの運動と体力を高める運動」「器械運動(マット運動と跳び箱運動)」の2領域を指導内容として、全15回を領域別に7回ずつ開講し、最終授業第15回は2領域のまとめの時間とする。なお、Aクラスは前半「体つくり運動」・後半「器械運動」を受講し、Bクラスは前半「器械運動」・後半「体つくり運動」を受講する。

内容
1
(体)本授業の展開について、体つくり運動の特性と子どもの体力の現状
2
(体)体ほぐしの運動:音楽のリズムを活用して
3
(体)体ほぐしの運動:用具を活用して
4
(体)体への気付きから運動強度を学ぶ
5
(体)体力を高める運動:個人課題 運動の行い方の選択、工夫、発表、評価
6
(体)体力を高める運動:グループ課題 運動の行い方の選択、工夫
7
(体)体力を高める運動:グループ課題 作品の発表、評価
8
(器)器械運動の特性と安全管理
9
(器)マット運動:接転技の指導法
10
(器)マット運動:平均立ち技・翻転技の指導法
11
(器)マット運動:連続技、技能評価
12
(器)跳び箱運動:跳び箱運動の特性と系統分け
13
(器)跳び箱運動:切り返し系の技の指導法
14
(器)跳び箱運動:回転系の技の指導法、技能評価
15
 「体つくり運動」「器械運動」のまとめ(筆記試験を含む)

【履修上の注意(含予習・復習)等】

 ・授業時にテキストを持参することはもちろんのこと、授業の前・後にはテキストの内容を予習・復習する。
 ・授業終了後に自宅学修として「授業ノート」を作成する。
 ・各領域において3回以上の欠席がある場合は単位認定しない。

【成績評価の方法と評価割合(%)】

 《体つくり運動》
 @筆記試験(25%)A授業観察・振り返りの記述(25%)B授業観察(25%)C授業観察・作品発表(25%)
 《器械運動》
 @筆記試験(25%)A授業観察・授業ノートの記述(15%) B授業観察(25%) C実技テスト(35%)     
 ※「体つくり運動」50点、「器械運動」50点として2領域の合計点で合否を決定する。

【テキスト・参考文献】(テキスト◎、参考文献(推薦)○)

 ◎芹澤康子他著『体育実技指導法 テキスト こども健康・教育学科』 至学館大学 

 ○文部科学省『中学校学習指導要領解説-保健体育編-』 ○文部科学省 『小学校学習指導要領解説-体育編-』
 ○文部科学省『学校体育実技指導資料 第7集』 ○文部科学省『学校体育実技指導資料 第10集』