【シラバス基本情報】

【授業目標】

　この講義は二つの分野を含んでいる。解剖学では正常な身体の構造や機能について学び、生理学では生体の正常な働きと生命現象の基本を学ぶ｡ これらの学問の中で人体の構造と機能を関連付けながら、健康維持や体力増進の現場で役立つ知識を身につける。特に骨格系、筋肉系、心臓血管系、呼吸器系は、身体を動かすことにより形態と機能の変化を引き起こし、働きを強めていくため、体育系の学生に必要不可欠な知識である。単に暗記するのではなく、実際にスポーツや健康指導の現場で使える知識を身につけることをねらいとする。

【到達目標】

　�@　人体の構造と機能を系統的に理解する。
　�A　正常な人体の仕組みについて、個体とその機能を理解する。
　�B　骨格と筋肉の名称と機能を、実際のスポーツの動きと関連付けて理解する。
　�C　運動生理学やバイオメカニクスなどの関連科目を学ぶための基礎知識を身につける。

【授業計画】

　指定した教科書の内容に沿い、スライドと動画を使用して講義を行う。その内容をプリントに内容を書き込むことにより知識の整理を図る。講義時間の後半に小テストとレポートの作成を行う。

週	内容
1	解剖・生理学総論（骨の成長、骨形成と骨吸収、骨代謝の調節）
2	骨格系総論（骨の構造と関節）
3	関節の動きと骨格
4	解剖・生理学総論（筋収縮のメカニズム、筋紡錘による調節）
5	骨格筋の名称、作用（上肢）
6	骨格筋の名称、作用（下肢）
7	呼吸器系
8	心臓血管系・心臓
9	心臓血管系・血管と循環
10	消化器系
11	内分泌系
12	中枢神経系
13	末梢神経系
14	リンパ系、血液系
15	解剖・生理学のまとめ

【履修上の注意（含予習・復習）等】

　・毎回授業の内容について予習と復習を行い、解剖学用語、器官の名称等を暗記すること。

【成績評価の方法と評価割合（％）】

　期末テスト(70％、到達目標�@、�A、�B、�C)と、毎週の小テスト及びレポート内容(30％、到達目標�@、�A、�B、�C)を合計し、評価する。

【テキスト・参考文献】（テキスト◎、参考文献（推薦）○）

　◎スポーツアナトミー　人体解剖生理学（丸善書店）
　○日本スポーツ協会公認　アスレティックトレーナー　専門科目テキスト�A　運動器の解剖と機能