【シラバス基本情報】
| 科目名 | 食品学総論Ⅰ | |
| 担当教員 | 北越 香織 | |
| 配当年次 | １年 | |
| 履修方法 | 必修 | |
| 開講時期 | 前期 | |
| 授業形態 | 講義 | |
| 単位数 | 2 | |
| 備考 | ||
【授業目標】
われわれは、食品をそのまま、あるいは調理、加工して摂取し、生命の維持や健康の保持・増進を図っているが、健全な食生活を送るためには、まず食品に含まれる各種成分の種類(栄養成分、嗜好成分、機能性成分)とその特性について理解する必要がある。｢食品学総論Ⅰ｣では、食品中の栄養成分の種類（炭水化物、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラル）と、それがどのような食品に含まれているか。また、それらの成分が調理、加工あるいは保存中にどのような変化を引き起こすか等について理解することをねらいとする。
【到達目標】
① 食品の働きと分類法を身につけ、説明できる。
② 食品中の栄養機能成分の種類とその働きや所在、及び成分変化等について理解し、説明できる。
【授業計画】
食品とその働き(一次機能、二次機能、三次機能)、食品の分類と食品成分表、食品中の栄養成分とその所在、成分変化等について、以下のように授業を展開する。
食品とその働きについて 食品の分類と食品成分表、特別用途食品と保健機能食品について 食品中の栄養成分について① 炭水化物 ：単糖類、少糖類の種類とその所在 ：多糖類及び食物繊維の種類とその所在 食品中の栄養成分について② 脂 質 ：脂質を構成する脂肪酸の種類と脂質の種類 ：油脂類及び主な食品中の脂肪酸組成と油脂の酸化 ：油脂の化学的特性 食品中の栄養成分について③ タンパク質：タンパク質を構成するアミノ酸の種類とその所在 ：タンパク質の分類とその所在 ：タンパク質の変性と栄養評価 食品中の栄養成分について④ ビタミン ：脂溶性ビタミンの種類とその働き及び含有食品 ：水溶性ビタミンの種類とその働き及び含有食品(B群) ：水溶性ビタミンの種類とその働き及び含有食品(B群以外) 食品中の栄養成分について⑤ ミネラル ：ミネラルの種類とその働き及び含有食品 ：ミネラルの種類とその働き及び含有食品(つづき)
【履修上の注意（含予習・復習）等】
教科書を前もって読んでおくこと。また、各授業後に配付する確認テストの内容は復習しておくこと。
【成績評価の方法と評価割合（％）】
確認テスト（各回ごと）20％、期末テスト80％
両方を合計して評価する。
【テキスト・参考文献】（テキスト◎、参考文献（推薦）○）
◎種村安子 他：『イラスト食品学総論』東京教育社
〇文部科学省科学技術・学術審議会 資源調査分科会報告：日本食品標準成分表2015版（七訂）