【シラバス基本情報】

科目名 臨床栄養活動論
担当教員 熊谷 琴美
配当年次 4年
履修方法 選択
開講時期 前期
授業形態 講義
単位数 2
備考

【授業目標】

 管理栄養士の活動の場は保健・医療・福祉の分野に広がり、病院、事業所、福祉施設、地域(在宅)などにおける健康の維持・改善、あるいは疾病の予防・悪化防止を図ることが期待されている。本授業では、在宅の症例を通して、疾患の理解、栄養ケアプランの作成、多職種との連携方法を講義やグループワークを通して学び、管理栄養士の臨床栄養活動について理解することをねらいとする。

【到達目標】

 @ 栄養管理プロセスの様式に従って、栄養ケアプランを立案することができる。
 A 栄養管理プロセスを通して、臨床だけではなく、患者個々のライフスタイル、生活環境、社会環境の評価、
  多職種との連携の方法などを理解できる。

【授業計画】

 医療・福祉・地域(在宅)の各領域のテーマを想定し、講義、グループワーク、討議を行う。



 ※対面による授業は☆、ZOOMによる授業は◇で表示。

内容
1
オリエンテーション、シラバス説明、臨床栄養活動における役割とコミュニケーションスキルについて  (☆または◇)
2
地域共生社会と在宅栄養支援、地域包括ケアシステムにおける多職種連携  (☆または◇)
3
介護・在宅医療保険制度と在宅栄養支援について              (☆または◇)
4
在宅栄養管理プロセスと多職種連携について              (☆または◇)
5
在宅栄養支援のマネジメント                     (☆または◇)
6
低栄養と褥瘡の栄養管理(症例を用いて栄養ケアプランを立案)       1回目(☆)
7
低栄養と褥瘡の栄養管理(症例を用いて栄養ケアプランを立案)       2回目(☆)
8
摂食嚥下障害の栄養管理(症例を用いて栄養ケアプランを立案)       1回目(☆)
9
摂食嚥下障害の栄養管理(症例を用いて栄養ケアプランを立案)       2回目(☆)
10
がんの栄養管理                             (☆または◇)
11
人生の最終段階について(ACP・アドバンス・ケア・プランニング)     (☆または◇)
12
統合失調症、アルコール依存症、慢性閉塞性肺疾患            (☆または◇)
13
認知症の栄養管理 (症例を用いて栄養ケアプランを立案)         1回目(☆)
14
認知症の栄養管理 (症例を用いて栄養ケアプランを立案)         2回目(☆)
15
全授業のまとめ、評価                      (☆または◇)

【履修上の注意(含予習・復習)等】

 臨床栄養学の講義と実習を復習しておく。
 ※基本は対面授業、コロナ流行時は、対面と遠隔(ZOOM)を組み合わせた授業を行う場合がある。
 ※ZOOMのURLに関しては、前日にメールで配信、当日URLにアクセスを行い、授業を受講する。

【成績評価の方法と評価割合(%)】

 課題レポート8 回分(40%)と期末試験(60%)で評価する。
 ※課題レポートは授業の前日にメールで添付、期日までにメールで提出をする。
 ※期末試験は、症例の栄養ケアプランを立案し提出する。

【テキスト・参考文献】(テキスト◎、参考文献(推薦)○)

 ◎『演習で学べる在宅栄養支援−地域共生社会における管理栄養士の役割−』 建帛社
 ◎『臨床栄養学実習』傷病者の栄養管理プロセス演習 医歯薬出版株式会社
 〇佐藤和人他編『臨床栄養学』医歯薬出版株式会社