【シラバス基本情報】

【授業目標】

　この「運動生理学」では、運動中と運動後の不随意に生じる巧妙な生体システムの知識を身につけることをねらいとし、また環境に応じた変化する整体システムの理解を深め、運動に対する知的基盤に基づいた実践応用をできるようにする。

【到達目標】

　�@　運動時に生じる体の変化の基礎知識を身につける。
　�A　運動時に生じるエネルギー代謝などについて理解し、栄養士・管理栄養士としての知識を身につける。
　�B　年齢・性別・疾患・環境の変化に応じた運動実践についての知識を身につけ、運動実践者への適切な栄養
　　管理ができるようにする。

【授業計画】

　毎授業、資料としてプリントを配付し、以下のテーマについて講述する。

週	内容
1	運動生理学への誘い（運動生理学とは何か？）
2	骨格筋と運動（一過性に起こる生体システムの変化）
3	骨格筋と運動（トレーニングによって生じる適応反応）
4	脳神経系と運動（一過性に起こる生体システムの変化）
5	脳神経系と運動（トレーニングによって生じる適応反応）
6	呼吸器系と運動（一過性に起こる生体システムの変化）
7	呼吸器系と運動（トレーニングによって生じる適応反応）
8	循環器系と運動（一過性に起こる生体システムの変化）
9	循環器系と運動（トレーニングによって生じる適応反応）
10	内分泌系と運動（ストレスと適応�@）
11	免疫、炎症、疲労と運動（ストレスと適応�A）
12	性と運動
13	加齢と運動（運動処方を含む）
14	環境と運動（温度，湿度）
15	環境と運動（圧力，酸素濃度）

【履修上の注意（含予習・復習）等】

　運動生理学は、健康の3大要素である栄養、運動、休息において運動領域を構成する主要な学問で、この3要素は相互に連関しています。運動に必要なエネルギーは、食べることによって供給されます。生体を循環するエネルギーという視点を学ぶことを心がけてください。

【成績評価の方法と評価割合（％）】

　期末テストの得点（100点）で判定する。

【テキスト・参考文献】（テキスト◎、参考文献（推薦）○）

　その都度プリントを配付します。

　◯勝田茂編著『入門運動生理学』　杏林書院
　◯春日規克、竹倉宏明著『運動生理学の基礎と発展』　フリースペース
　◯朝山正己、山崎文夫編著『運動・スポーツ生理学』　東京教学社