【シラバス基本情報】

科目名 道徳・特別活動指導法(含総合的な学習の時間の指導法)
担当教員 細谷 正明
配当年次 3年
履修方法 選択
開講時期 後期
授業形態 講義
単位数 2
備考 教育長等の行政機関職員及び管理職を含む教員の経験を活かし、栄養教員に求められる道徳及び特別活動指導の理論の方法について、教育現場に照らし合わせて実践的に学ぶ授業を行っている。

【授業目標】

 小学校及び中学校学習指導要領に示された道徳の意義や原理を踏まえ、道徳教育の目標・内容を具体的な実践例を通して理解する。また、特別活動の目標と内容及び指導計画の作成や評価の方法ついて理解するとともに、よりよい人間関係づくりや合意形成に向けた話し合いの指導方法を身につける。加えて、総合的な学習の時間の目標や内容及び深い学びを実現する単元構成や手だてを理解するとともに、児童生徒の学習状況の評価に関する基礎的な知識を身につける。

【到達目標】

 @ 道徳の授業の理論と展開を理解し、現代社会における道徳教育の必要性について自分なりの考えをまとめることができる。 A 学習指導要領に示されている特別活動の目標や内容を理解し、学校教育全体における意義や指導計画の作成及び評価のあり方について自分の考えをまとめることができる。 B 学習指導要領に示されている総合的な学習の時間の目標や内容及び単元構成について理解するとともに、児童生徒の学習状況に関する評価のあり方について自分の考えをまとめることができる。

【授業計画】

 前半は、道徳教育の重要性や「小学校学習指導要領」及び「中学校学習指導要領」で示された目標や内容について理解を深める。後半は、義務教育段階の学習指導要領に示されている特別活動の目標や内容及び指導計画の作成や評価の方法について、具体的な実践例をもとに理解するとともに、演習を通して人間関係づくりや話し合い活動の方法を身につける。また、総合的な学習の時間の目標や内容及び単元構成について、事例分析を通して理解するとともに、児童生徒の学習状況に関する評価の方法について演習を通して基礎的な知識を身につける。

内容
1
道徳とは何か
2
戦後の教育改革と道徳教育の歴史
3
道徳教育の目標とその内容(小学校、中学校学習指導要領より)
4
道徳授業の基本(資料の選択と活用) ※含ICTの活用
5
道徳授業の基本(発問と指導の流れ)
6
道徳授業の実践例(小学校における道徳)
7
道徳授業の実践例(中学校における道徳) ※含ICTの活用
8
特別活動の意義と歴史及び目標
9
特別活動の具体的な内容と指導 学級活動及び児童会活動・生徒会活動
10
特別活動の具体的な内容と指導 クラブ活動・部活動及び学校行事
11
特別活動の指導計画と評価
12
総合的な学習の時間の意義と歴史及び目標
13
各教科と総合的な学習の時間を関連させた年間指導計画
14
総合的な学習の時間の事例分析
15
総合的な学習の時間の評価

【履修上の注意(含予習・復習)等】

 ・ 自ら学ばない者が他人を教える資格はないと心得て、主体的に学習すること。
 ・「栄養教諭になる」という強い意志を持ち続けて授業に臨むこと。

【成績評価の方法と評価割合(%)】

 小テスト(30%)@A
 課題レポート(30%)@A
 期末試験(40%)@AB

【テキスト・参考文献】(テキスト◎、参考文献(推薦)○)

 必要に応じて資料を配付する。

 ・文部科学省、「小学校学習指導要領解説 道徳編」、廣済堂あかつき株式会社、2018 
 ・文部科学省、「中学校学習指導要領解説 道徳編」、教育出版、2018 
 ・文部科学省、「小学校学習指導要領解説 特別活動編」、東洋館出版、2018
 ・文部科学省、「中学校学習指導要領解説 特別活動編」、東山書房、2018 
 ・文部科学省、「小学校学習指導要領解説 総合的な学習の時間編」、東洋館出版、2018 
 ・文部科学省、「中学校学習指導要領解説 総合的な学習の時間  編」、東山書房、2018