【シラバス基本情報】

科目名 こども学専門演習U
担当教員 平田 幸男
配当年次 3年
履修方法 必修
開講時期 通年
授業形態 演習
単位数 4
備考 小学校教員の経験を活かし、小学校教員に求められる生活科・総合的な学習の時間の指導方法について、教育現場に照らし合わせて実践的に学ぶ授業を行っている。

【授業目標】

 本演習では、身近な素材を使った活動や地域のひと・もの・ことに関わる実体験を通して、生活科・総合的な学習の時間の構想力や実践力につながる基礎的な知識・技能を身につけることをねらいとする。また、本演習を通じて卒業研究テーマを決めるとともに、研究計画案を立てて、卒業研究に必要な文献・資料を収集する力を身につける。

【到達目標】

 @ 飼育・栽培活動や身近な素材を使った活動、地域素材を生かした活動におけるこどもへの指導について基
  礎的な知識・技能を身につける。
 A 卒業研究の課題を設定し、その内容に応じた研究計画を立案し、発表することができる。

【授業計画】

 秋ごろまではフィールドワークが中心である。なお、それらは授業回にこだわらず、適切な時期を考慮して実施する(下記の活動内容は、昨年度の実績を含む)。秋以降は、自身の問題意識を整理して、4年次卒業研究の足掛かりをつくる。

内容
内容
1
オリエンテーション
16
第2回卒業研究中間発表
2
栽培活動の実際(玉ねぎ収穫)
17
栽培活動の実際と指導法(ダイコンの種まき)
3
栽培活動の実際と指導法(夏野菜の苗植え)
18
卒業研究の進め方、課題の検討
4
身近な素材を使った活動(草花あそび)
19
栽培活動の実際と指導法(玉ねぎを植える)
5
第1回卒業研究中間発表(ゼミ内)
20
栽培活動の実際(ダイコンの収穫)
6
地域にある素材の発掘(梅狩り)
21
収穫したダイコンでの調理
7
地域の素材を生かした活動(梅ジュース作り)
22
栽培活動の実際(花の栽培)
8
栽培活動の実際と指導法(観察)
23
課題の見直し及び研究計画案の再検討
9
身近な素材を使った活動(竹とんぼ作り)
24
卒業研究に必要な文献・資料の収集@
10
地域の素材を生かした活動(竹とんぼ作り)
25
卒業研究に必要な文献・資料の収集A
11
身近な環境についての活動(魚とり)
26
卒業研究に必要な文献・資料の収集B
12
身近な素材を使った活動(草木染め)
27
第3回卒業研究発表(ゼミ内)
13
身近な素材を使った活動(農園での作業)
28
卒業研究の研究計画案の作成
14
栽培活動の実際(夏野菜の収穫)
29
卒業研究の研究計画案の発表
15
収穫した野菜での調理
30
地域イベント企画への参加

【履修上の注意(含予習・復習)等】

 好奇心・探究心をもって様々な活動に臨みましょう。また、普段から自分の特に関心のあるテーマについて、文献・資料を集め、読んでおくこと。
 3年次修了までに4年次の第1回中間発表に向けたレジメを完成させること。
 ゼミ活動の一環として地域行事への支援も行う。こうした活動に積極的に参加できること。
 対面授業と遠隔授業を組み合わせた授業を行う場合がある。

【成績評価の方法と評価割合(%)】

 3種類の活動(栽培活動・身近な素材を使った活動・地域素材をいかした活動)における、各活動のレポート(60%)@ 
 4年次卒業研究の研究計画案の作成と発表(40%)A

【テキスト・参考文献】(テキスト◎、参考文献(推薦)○)

 必要に応じて資料を配付する。

 参考文献は適宜紹介する。