【シラバス基本情報】
科目名 | こども学専門演習U | |
担当教員 | 松崎 邦守 | |
配当年次 | 3年 | |
履修方法 | 必修 | |
開講時期 | 通年 | |
授業形態 | 演習 | |
単位数 | 4 | |
備考 |
【授業目標】
小学校外国語科の実践について実証的実践研究の視点から課題を発見し,その解決のための具体的実践方法を4年次に卒業研究として提案することを目指し研究的素地を身につける 。
【到達目標】
@ 自己調整学習の学習理論を理解し、児童の主体的学習を促す観点から卒業研究の検証授業設計に組み入れることができる。 A インストラクショナル・デザインの考え方を理解し,卒業研究の検証授業を大まかに設計することができる。 B 授業効果の検証に必要な統計的分析方法を理解し、仮想クラスのデータを基に必要な分析を行い、結果をレポートすることができる。 C 小学校外国語科に関する先行研究論文・実践を10篇読み,レポートすることができる。その過程を通して卒業研究のテーマを設定し、研究意義について発表することができる。
【授業計画】
1. 本科目のオリエンテーション(ゼミの進め方)[講義]
2. ゼミ・ポートフォリオ作成のガイドライン[講義],目標の考案(個人,ゼミ全体)
3. 個人目標の発表会,ゼミの全体目標の討議・決定,ゼミ活動の具体的計画についての討議
4. 「実証的実践研究とは」[講義],先行研究の実物の提示,その検索方法と入手方法[講義・演習]
5. 先行研究の読みとり方,レポートの書き方と報告方法[講義・演習]
6. 自己調整学習(定義,概要)[講義],先行研究報告@
7. 自己調整学習(循環的3段階モデル,4つの発達レベル等)[講義],先行研究報告A
8. インストラクショナル・デザイン(ID)の定義と概要[講義],先行研究報告B
9. IDのモデル(ARCS動機づけモデル,ADDIE授業設計モデル)[講義],先行研究報告C
10. 必要な統計的分析法の基礎[講義・演習],先行研究報告D
11. 外国語科の授業実践を推進している小学校教員との交流(ZOOM等で課外に実施),先行研究報告E
12. 先行研究報告F
13. 第1回卒業研究の構想(研究の仮テーマ,参照する理論枠)発表資料の作成
14. 第1回卒業研究の構想(研究の仮テーマ,参照する理論枠)発表会
15. 前期ゼミ・ポートフォリオのカンファレンス(学び愛),後期の学びへのつなぎ
16. 本科目のオリエンテーション(ゼミ後期の進め方等),先行研究報告G
17. 英検模試(自分の英語力の現状を知ろう!)
18. 小学校英語教育の動向(教育実践編)[講義],先行研究報告H
19. 小学校英語教育の動向(基盤となる理論編)[講義],先行研究報告I
20. 外国語科の授業実践を推進している小学校教員との交流(ZOOM等で課外に実施),先行研究報告J
21. 先行研究報告K
22. 第2回卒業研究(研究のテーマ,研究の背景[理論,先行研究])構想発表会資料作成
23. 第2回卒業研究(研究のテーマ,研究の背景[理論,先行研究])構想発表会
24. IDモデルを用いた外国語科の単元設計例[講義],先行研究報告L
25. 先行研究報告M
26. 外国語科の授業実践を推進している小学校教員との交流(ZOOM等で課外に実施),先行研究報告N
27. 第3回卒業研究(研究の目的,検証単元の設計案)構想発表会資料の作成
28. 英検模試(自分の英語力の向上について振り返ろう!)
29. 第3回卒業研究(研究の目的,検証単元の設計案)構想発表会
30. 本科目のまとめ,後期ゼミ・ポートフォリオのカンファレンス(学び愛),4年次の学修へのつなぎ
【履修上の注意(含予習・復習)等】
@ 小学校教員を目指していることが必要。 A 「英語コミュニケーション(発展)」および「総合英語」を履修済みのことが望ましい。未履修の場合には、3年次前期に「総合英語」を、後期に「英語コミュニケーション(発展)」が必要です。「小学校教員免許状取得」に求められている「英検2級合格」を目指す学習が行われているからです。 B ゼミワークには課外学修や実習が伴います。体力と気力,何よりレジリエンス(立ち直れる力)が必要となります。
【成績評価の方法と評価割合(%)】
上記の4つの到達目標の観点から,総合的に評価します。
【テキスト・参考文献】(テキスト◎、参考文献(推薦)○)
授業中に適宜資料を配付します。
浦野ほか(2016)はじめての英語教育研究 東京:研究社