【シラバス基本情報】

科目名 健康科学概論(含健康管理)
担当教員 上島 久明
配当年次 2年
履修方法 必修
開講時期 後期
授業形態 講義
単位数 2
備考

【授業目標】

 生活の第三者管理割合が低下し、自己管理割合が大部分を占める時期(主として青年期)に、健康とは何かを考えることが、以後の健康生活に大きな影響を与える。その基本となる「ヒトのからだ」について考察する。ヒトの特徴・ヒトのからだの本質の観点から、現代社会における様々な健康問題を概観する。特に近年注目されている疾病の予防、健康の一次予防としての望ましい行動のあり方を理解し、実践できる力をつけていくことをねらいとする。

【到達目標】

 @ ライフステージに応じた健康づくりに必要な専門知識と実践法を身につけ、生活の中での健康の保持・増
  進に寄与することができる。
 A 健康問題がその時々の社会背景・情勢に影響を受けていることを理解し、個に応じた望ましい健康観を持
  つことができる。 

【授業計画】

 授業は、配付資料及びスライドや映像資料を基に展開し、参考文献は補完的な要素を持たせる。
 授業の主な柱は、T.ヒトのからだと心の発達、U.現代社会における健康の課題、V.健康管理の意義と方法とする。

内容
1
オリエンテーション(健康を学ぶとは何を学ぶことなのか)
2
T.生活環境が生体に及ぼす影響  −社会背景と健康観−
3
  ヒトとしての心の発達     −いつからヒトになっていったのか−
4
  ヒトのからだ         −運動の器官系・エネルギーと排泄の器官系−
5
U.平均寿命から生活を探る    −食生活が健康に及ぼす影響−
6
  死因より健康を考える     −運動と健康との関係−
7
  免疫システムについて@    −感染症より身を守る働き−
8
  免疫システムについてA    −疫病とヒトの生活−
9
  生活と環境@         −水と生活との関連−
10
  生活と環境A         −持続可能な社会の構築−
11
  ストレッサーとのかかわり   −薬物乱用防止に視点をあてて−
12
V.健康管理の意義        −生活に動的要素を取り入れる−   
13
感染症とのかかわり@     −感染症の実際と問題点−
14
感染症とのかかわりA     −感染症の防止策を考える−
15
  試験及びまとめ

【履修上の注意(含予習・復習)等】

 毎回、自己内対話推進のため学習カード(レポート)の提出を行う。学習カードについては、ポートフォリオとして重ねていく。
健康問題について、興味・関心を持って授業に臨むこと。
 対面授業と遠隔授業を組み合わせた授業を行う場合がある。

【成績評価の方法と評価割合(%)】

 学習カード(50%)@A、筆記試験(50%)@A

【テキスト・参考文献】(テキスト◎、参考文献(推薦)○)

 教科書・参考書は特に指定しないが、健康関連の書籍、雑誌、新聞記事などは、内容の補完に役立つと思われるので興味を持ってほしい。