【シラバス基本情報】
科目名 | ヘルスケアスポーツ医学 | |
担当教員 | 近藤 精司 | |
配当年次 | 1年 | |
履修方法 | 必修 | |
開講時期 | 前期 | |
授業形態 | 講義 | |
単位数 | 2 | |
備考 | 医師資格及び病院等での勤務経験を活かし、身体運動の心身の健康体力への医学的効果とスポーツ障害及び外傷について具体的な事例を通して学ぶ授業を行っている。 |
【授業目標】
スポーツ競技者と指導者、及びアスレティックトレーナーに必要な知識として、身体運動により生体に生じる諸変化、環境や心理・栄養等が運動に与える影響、及びスポーツにより生じる内科系領域の疾患を理解する。また、心身の健康や体力、疾病や障害の予防及び治療に関するスポーツ医学の知見を活用し、アスリートの競技活動を支援するための技術を習得する。
【到達目標】
スポーツ競技の現場で生じる内科的スポーツ疾患の特徴と対処法について理解できる。
【授業計画】
@ 運動生理とトレーニング効果
・ 身体運動が生体に及ぼす影響とトレーニング効果に関して、神経・筋、呼吸・循環器、内分泌・代謝 の各領域の視点から理解する。
A 循環と運動・体力測定
・ 各種環境要因が運動に与える影響、トレーニング目標の設定とトレーニング効果の評価における体力 測定の意義に関して理解する。
B 栄養・サプリメント・薬物と運動
・ 運動に伴って変化する体内の生理的状態に対応して、エネルギー及び各種栄養素の必要量がどのように変 化するか、基本原理を理解する。また、サプリメントの効果、ドーピング禁止薬物に関して学習する。
C 年齢、抗加齢(アンチエイジング)と運動・内科疾患と運動・生活習慣病と運動
・ 加齢に伴う身体能力と生理機能の変化、各種の内科疾患・生活習慣病の病態を理解し、運動が及ぼす 健康増進効果に関して学習する。
D 運動処方:運動療法とリハビリテーション
・ 運動器疾患、生活習慣病のモデルケースを提示し、各々の症例の特性と問題点を把握し適切な運動療 法の処方を行う技術を習得する。
【履修上の注意(含予習・復習)等】
講義で取り上げたテーマについて、テキストの該当部分を精読して理解を深め、知識を定着させること。
【成績評価の方法と評価割合(%)】
期末試験(70%)と毎週の小テスト(30%)の合計により成績評価を行う。
【テキスト・参考文献】(テキスト◎、参考文献(推薦)○)
◎公認アスレティックトレーナー専門科目テキスト 第4巻 健康管理とスポーツ医学
日本スポーツ協会 文光堂