【シラバス基本情報】
科目名 | アスレティックトレーナー総合実習 | |
担当教員 | 近藤 精司・佐藤 丈能 | |
配当年次 | 1年 | |
履修方法 | 選択 | |
開講時期 | 後期(集中) | |
授業形態 | 実習 | |
単位数 | 2 | |
備考 |
【授業目標】
この実習は、アスレティックトレーナー活動をスポーツ現場で総合的に行う実習である。どのような形でアスリートにアプローチをしていくか、トレーナーの役割でもある7項目をいかに円滑に進めていくかがポイントになる。アスレティックトレーナーとしての役割を果たせるようにすること、また、現場では様々な場面に遭遇するが、どのような場面でも冷静かつ迅速に行動が起こせるようになり、トレーナー活動を計画通りに遂行でき、成果を客観的に分析できることがねらいである。
【到達目標】
@ アスレティックトレーナーとして、現場でのあらゆるスポーツ外傷に的確に対応できる。
A アスレティックトレーナーとして、現場でアスレティックリハビリテーションの指導ができる。
B アスレティックトレーナーとして、スポーツチームのコンディショニング計画を立てることができる。
【授業計画】
実習先では様々な要求に応えなければいけないが、その各回に、以下の30週に示す意識をしなければいけないテーマに沿って、特にその項目を重視しながらアスレティックトレーナーとして実習活動を行っていく。各自が専門とするスポーツ種目はもちろんのこと、様々なスポーツ現場へ出向いてもらい、その競技の特異性に応じたアスレティックトレーナー活動をその日のテーマを意識しながら活動してもらう。
週 内容 週 内容 1ATの役割ガイダンスT 16アスレティックリハビリテーション 肘関節 2ATの役割ガイダンスU 17アスレティックリハビリテーション 肩関節 3スポーツ外傷・障害の予防 解剖の確認 18アスレティックリハビリテーション 頸部 4スポーツ外傷・障害の予防 機能解剖の確認 19コンディショニング セルフチェック 5スポーツ外傷・障害の予防 障害の確認 20コンディショニング プライマリーチェック 6スポーツ外傷・障害の予防 原因の追及 21コンディショニング 二次的ケア 7現場における救急処置 CPR等チェック 22コンディショニング ST MA 8現場における救急処置 重篤な傷害 23測定と評価 関節可動域 9現場における救急処置 ネットワーク確立 24測定と評価 徒手的筋力検査 10現場における救急処置 シミュレーション 25測定と評価 バイオメカニクス 11アスレティックリハビリテーション 足部 26健康管理と組織運営 メディカルチェック 12アスレティックリハビリテーション 膝部 27健康管理と組織運営 Dr、コーチとの連携 13アスレティックリハビリテーション 大腿部 28健康管理と組織運営 ネットワーク作り 14アスレティックリハビリテーション 体幹 29教育的指導 健康管理指導 15アスレティックリハビリテーション 手関節 30教育的指導 心理的サポート
【履修上の注意(含予習・復習)等】
・ スポーツ現場の状況(競技、選手数、スタッフ、トレーナーの位置づけ、競技レベル、トレーニング離脱 選手状況等)を、あらかじめ把握しておくことが望ましい。
・ 対面授業と遠隔授業を組み合わせた授業を行う場合がある。
【成績評価の方法と評価割合(%)】
実習参加回数(50%)@ABと、トレーナー実習ノート(50%)@ABの合計点によって評価する。
【テキスト・参考文献】(テキスト◎、参考文献(推薦)○)
◎日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーテキスト@〜H
◎「分冊 解剖学 アトラス」文光堂
◎「図解 四肢と脊椎の診かた」医歯薬出版