【シラバス基本情報】

【授業目標】

　食中毒患者は統計上で毎年２万人近い被害者が報告されており、私たちが食べている食品からの健康被害に注目することは重要である。またダイエットや健康維持の目的で摂取されている栄養補助食品は、その内容を知らなかったり、むやみに摂取し続けると、健康被害の起こることが報告されている。この食品衛生学特論では、健康を科学する際に重要な一要因となる「食べ物による健康被害」について広く理解し、それらを防止するために行われている法律や食品表示の仕組みを理解し、今後の食生活に活かすことができるようにする。

【到達目標】

　�@　微生物、自然毒、化学物質による食中毒の発生原因や予防方法などについて説明できる。
　�A　食品添加物の見方や使用目的などについて理解できる。
　�B　新しい食品表示法に基づいた食品表示ラベルの見方、食品選びのポイントを身につける。

【授業計画】

　以下のようなスケジュールで授業を展開する予定である。

週	内容
1	食品の安全・衛生行政
2	残留農薬・環境汚染物質
3	カビ毒・食品添加物
4	食中毒とその対策（その１）
5	食中毒とその対策（その２）
6	食品の表示（生鮮食品）
7	食品の表示（加工食品）
8	機能性表示食品、健康食品と健康被害
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【履修上の注意（含予習・復習）等】

　質問しやすい雰囲気を作るので、積極的な参加を望む。
　なお状況に応じて、対面授業と遠隔授業を組み合わせた授業を行う場合がある。

【成績評価の方法と評価割合（％）】

　�@�A�Bについて、期末レポート（100％）により評価する。

【テキスト・参考文献】（テキスト◎、参考文献（推薦）○）

　適宜、講義資料を配付する。