【シラバス基本情報】

科目名 スペイン語
担当教員 小池 康弘
配当年次 4年
履修方法 選択
開講時期 前期
授業形態 講義
単位数 2
備考

【授業目標】

 スペイン語は世界20か国以上、4億人以上の人々によって話されている言語で、母語(幼い頃から日常的に話している第一言語)の話者数では、実は英語より多い。日本でも、サッカーや野球などでスペイン語圏出身のスポーツ選手が活躍し、東海地方や関東地方では南米系住民が多く暮らしている。この授業ではコミュニケーションに役立つ実用的なスペイン語表現と基本的な文法知識を学ぶ。授業終了後も独学でレベルアップできる基礎力を身につける。

【到達目標】

 @ コミュニケーション:あいさつ、自己紹介、日常会話の中の基本表現(天気、時間、場所、食事、体調、好きなもの等に関する質問、応答、依頼、説明)ができる。スペイン語圏の旅行や研修に行く際に困らない程度のサバイバル・スペイン語を身につける。
 A 知識・理解:スペイン語圏諸国の文化・習慣を知る。発音のルールや基礎文法を理解する。

【授業計画】

 スペイン語は日本人にとって発音が簡単で、一部例外を除いてほぼローマ字読みで通じる一方、動詞の活用(主語によって動詞の形が変化すること)が英語より複雑で、文法の基本的ルールを覚えることが重要である。ただし、初期の段階では「慣れる」ことを重視し、「正しく発音できる」「最低限必要な単語を覚える」「パターン化された短い表現を使えるようにする」ことに重点をおく。その後に文法上のルールを解説することで、様々な応用表現を作れるようにする。第3週から第13週まで授業の小テストないし課題提出(単語と基本表現)がある。

内容
1
授業の説明(進め方、勉強方法、試験について)。スペイン語とはどのような言葉か。発音に慣れる
2
第1課・第2課 挨拶、タクシーに乗る、お金を払う。アルファベット、単語の発音とアクセント
3
第2課 ホテルのフロントでの会話。挨拶、自己紹介、主語、elとlaの違い、単数形と複数形
4
第3課 語学学校の受付で 場所を尋ねる。2種類のbe動詞(serとestar)の違い、肯定文と否定文
5
第1課から第3課までの復習 基本表現のパターンを覚える。文法ルールの解説。応用練習
6
第4課 友人との会話、大学で何を勉強しているか、食事に誘う。動詞の活用(規則変化)とは
7
第4課・第5課 クラスでの会話(友人・先生) 時刻の言い方、コンサートへの誘い、数字の表現
8
第5課 不規則変化動詞 tener,ir,venirを使った様々な日常表現の練習
9
第1課から第5課までの復習 基本表現の復習、文法のまとめ(動詞の活用、定冠詞、母音と子音など)
10
第6課 趣味や好きなことを話す 不規則変化動詞 querer,poder,decir, saber,conocerなど
11
第6課・第7課 サッカーについての話題 第6課の文法的説明(人称代名詞とは)
12
第7課 サッカー試合観戦 所有詞、指示詞とは? 比較級、最上級の表現
13
その他の基本事項(第8課〜第13課から抜粋) 天候や日付の表現、数字、現在進行形、意思表現
14
総復習・試験についての確認
15
試験、まとめ

【履修上の注意(含予習・復習)等】

 ノート(ルーズリーフでない)を用意し、授業中に言われた要点や板書の内容を記述すること。
 授業後はその日のうちにノートと教科書を読み直し、音読を含め20分集中して復習する。
 教科書に対応した音声教材がWeb上にアップされているので、自宅ではそれを活用して復習すること。
 対面授業と遠隔授業を組み合わせた授業を行う場合がある。

【成績評価の方法と評価割合(%)】

 小テストおよび課題提出50%
 期末試験(筆記)50%

【テキスト・参考文献】(テキスト◎、参考文献(推薦)○)

 ◎Noritaka Fukushima, Espa?ol vivo(生き活きスペイン語)、朝日出版社.ISBN 978-4-255-55127-2 2420円