【シラバス基本情報】

科目名 解剖生理学<関節・生理系>
担当教員 丸山 裕司
配当年次 1年
履修方法 必修
開講時期 後期
授業形態 講義
単位数 2
備考

【授業目標】

 体育・スポーツ活動は、身体活動を通じて心身を鍛えることが目的と言って過言ではない。特にトレーニングの対象は身体の強さである。身体を鍛えても十分な栄養を摂取しなければ、野菜を育てるのに肥料を与えないことと同じで、身体は育たないばかりか枯れてしまう。栄養を吸収し分解・再合成を行う生理学的・化学的プロセスを経て、人の身体はトレーニング効果を得て行く。本授業は、身体の諸器官について、その生理学的機能についてトレーニングと関連付けて学び、トレーニング指導において役立てる力の修得をねらいとする。

【到達目標】

 @ 呼吸・循環器系の機能とトレーニングとの関係についての基礎知識を身につける。
 A 消化器系・泌尿器系の機能とトレーニングとの関係についての基礎知識を身につける。
 B 内分泌系・神経系の機能とトレーニングとの関係についての基礎知識を身につける。

【授業計画】

 教科書及び講義資料等に沿って授業を行う。

内容
1
授業ガイダンス(健康スポーツ科科学科における生理学の重要性について)
2
解剖学とトレーニング(骨・筋肉と関節の構造)
3
解剖学とトレーニング(骨・筋肉・関節の怪我や障害)
4
呼吸器系
5
循環器系(血液循環)
6
循環器系(心臓の構造と機能)
7
消化器系(胃、小腸、大腸等)
8
消化器系(消化器系付属器官)
9
泌尿器系(腎臓、膀胱等)
10
内分泌系
11
感覚器系(外皮、視覚器、平衡感覚等)
12
感覚器系(味覚、臭覚、疼痛等)
13
中枢神経系・末梢神経系
14
神経系(神経細胞、脳神経、脊髄神経、運動神経と感覚神経、自律神経等)
15
リンパ系及び遺伝とゲノム(含本授業のまとめ)

【履修上の注意(含予習・復習)等】

 解剖生理学は、各器官に関する名称など暗記する内容が多いので、予習・復習をしっかりと行うこと。

【成績評価の方法と評価割合(%)】

 期末に行う筆記試験(100%、到達目標@、A、B) ※授業での課題・小レポートも加味する。)

【テキスト・参考文献】(テキスト◎、参考文献(推薦)○)

 ◎スポーツアナトミー 人体解剖生理学(丸善出版)

 ○健康運動指導士養成講習会テキスト 上及び下(健康・体力づくり財団)