【シラバス基本情報】

科目名 健康栄養学特論
担当教員 村上 太郎
配当年次 1年
履修方法 選択
開講時期 前期
授業形態 講義
単位数 2
備考

【授業目標】

 現代社会が抱える健康問題の一つである生活習慣病は、エネルギー収支のインバランスによる体脂肪の蓄積
(肥満)によるところが大きい。ここでは、過食や運動不足によって体脂肪が蓄積する機序を学んだ後、肥満が栄養素の代謝調節を破綻させる機序、さらにはその予防法などについて理解を深め、健康づくりのための栄養指導者としての知識を身につけることをねらいとする。

【到達目標】

 栄養素の食後と空腹時の代謝が説明できる。
 メタボリックシンドロームが説明できる。
 糖尿病の発症する機序と運動栄養学的な予防法が説明できる。

【授業計画】

内容
1
序論
2
食後の糖質の代謝
3
食間・飢餓時の糖質の代謝
4
食後の脂質の代謝
5
食間・飢餓時の脂質の代謝
6
摂食後のたんぱく質・アミノ酸の代謝
7
食間・飢餓時のたんぱく質・アミノ酸の代謝
8
食後の栄養素の代謝調節
9
食間・飢餓時の栄養素の代謝調節
10
エネルギー収支のインバランスと体脂肪の蓄積
11
エネルギー収支のインバランスと体脂肪の分解
12
体脂肪の蓄積と代謝調節の破綻
13
体脂肪の蓄積による代謝調節破綻の機序1
14
体脂肪の蓄積による代謝調節破綻の機序2
15
まとめ

【履修上の注意(含予習・復習)等】

 ゼミ形式で実施する。原則として対面授業の形態で実施するが、状況に応じて遠隔授業とする場合がある。

【成績評価の方法と評価割合(%)】

 レポート等で評価する(100%)。

【テキスト・参考文献】(テキスト◎、参考文献(推薦)○)

 必要に応じてハンドアウトを配付する。

 ○上代淑人 『ハーパー生化学』(丸善)