【シラバス基本情報】
| 科目名 | 代謝栄養学特論 | |
| 担当教員 | 保住 建太郎 | |
| 配当年次 | １年 | |
| 履修方法 | 選択 | |
| 開講時期 | 後期 | |
| 授業形態 | 講義 | |
| 単位数 | 1 | |
| 備考 | ||
【授業目標】
健康な状態（恒常性が維持されている状態）を代謝の観点から理解し、その異常を伴う疾患の症状や原因を栄養と代謝の観点から科学的に説明し、対処方法などを考察できるようになることを目標とする。
そのために、英語文献を通して代謝と疾患の関係についての先端的な知見を理解できるようにする。
【到達目標】
生化学・栄養学・生理学・病態学の知識を基に､健康や疾患と代謝の関係を科学的に考察する力を身につける｡
【授業計画】
第1〜3週は日本語による講義
第4〜7週は英語文献の抄読と解説
体がエネルギーを得る仕組み：代謝とATP 体が維持される仕組み：細胞増殖・分化・細胞死 恒常性の破綻と疾患 英語文献研究第１回 Energetics of Cells 英語文献研究第２回 Oxidative Stress and Disease 英語文献研究第３回 How Cells Obtain Energy from Food 英語文献研究第４回 Energy Generation in Mitochondria 専門文献演習
【履修上の注意（含予習・復習）等】
講義に参加するためには、関連分野に関して健康科学部専門課程レベルの十分な知識(栄養科学科の｢生化学・栄養学｣、健康スポーツ科学科の「解剖生理学・栄養学」などの知識)を必要とする。授業では、その知識をもとに質問や提案、意見を積極的に発信し、知識の運用力を養うように努めること。英語の文献からは科学的知識だけでなく、専門英語の形式や表現も学習する。そのため大学教養レベルの英語力が必要である（基本的な英単語や英文法を学ぶ授業ではない）。各自が課題文献を予習し、内容を自分なりに把握して授業に参加すること。
【成績評価の方法と評価割合（％）】
毎回の授業への予習・参加状況（50%）と期末筆記試験（50%）
【テキスト・参考文献】（テキスト◎、参考文献（推薦）○）
英語文献の資料は配付（又は貸与）する。
○ Alberts Bray など著 "Essential Cell Biology 3rd edition" Garland Science社出版（ISBN 978-0-8135-4130-7）