【シラバス基本情報】
| 科目名 | 専門演習 | |
| 担当教員 | 十枝内 厚次 | |
| 配当年次 | 3年 | |
| 履修方法 | 必修 | |
| 開講時期 | 通年 | |
| 授業形態 | 演習 | |
| 単位数 | 4 | |
| 備考 | ||
【授業目標】
本授業は、運動生理学の演習を行う。自発的に実施する身体活動によって不随意に生じる生命現象の仕組みについて、生理学的に解析するための手法及び技術を習得する。生理学的応答の違いは、競技能力やトレーニング効果を決定する重要な要因であり、運動生理学に立脚したトレーニングや健康増進運動プログラムの構築が重要である。本演習での学習を通じて、トレーニング度、疲労度の評価等、適切な指導介入できる力を身につけるとともに、卒業研究の課題に取り組むための基礎的力を養う。
【到達目標】
@ 運動生理学的解析手法を用いて、運動時の生理的反応に関する仮説を実験的に立証できる。
A 先行研究及び自身の研究結果に基づいて、運動時の生理的応答を改善するためのプログラムを構築できる。
【授業計画】
以下の内容について、先行研究からその意義を学び、実習する。
 週 内容 週 内容 1運動生理学における解析手法  16研究と社会のニーズ  2目的に応じた解析手法の選択  17先行研究の検索  3生物試料の取り扱い  18先行研究の読み方  4動物実験における心構えと関連法  19実験テーマの作成法(仮説をたてる)  5実験動物の取り扱い(マウス)  20実験テーマの作成法(実験をくみたてる)  6実験動物の取り扱い(ラット)  21実験テーマの作成法(統計処理)  7遺伝子の取り扱い(mRNA、DNA)  22実験テーマの作成法(データ解析)  8遺伝子発現の定量(real-time PCR)  23研究目的の作成(どこまで明らかにするか)  9蛋白質の取り扱い  24研究手法の作成(どのように立証するか)  10蛋白質の測定及び解析法  25予備実験(立証できる可能性があるか)  11酵素活性の測定  26研究目的と手法の再構成  12ペプチドの定量  27予備実験  13動物の行動解析  28研究日程の作成  14組織化学的解析法の種類と原理  29研究計画(プロポーサル)の提出  15前期のまとめ  30まとめ 
【履修上の注意(含予習・復習)等】
本学科2年次開講の「運動生理学」の講義内容について理解の上、履修すること。また、人を対象とした研究手法については、「健康科学実験」を履修して技術基盤を獲得すること。
【成績評価の方法と評価割合(%)】
提出した研究計画(100%)。
【テキスト・参考文献】(テキスト◎、参考文献(推薦)○)
特になし。授業毎に資料を配付します。