【シラバス基本情報】

科目名 専門演習
担当教員 前野 博
配当年次 3年
履修方法 必修
開講時期 通年
授業形態 演習
単位数 4
備考

【授業目標】

 本講座は、ICT(Information and Communication Technology)を活用した、生涯教育等を含む教育方略の開発と実践(情報教育)について広く学ぶ。また、様々なICT機器やソフトウェアを実際に触れ、体験することを通して、技術の援用や自らの方略開発が可能となる力を養成する。さらに、そこで学んだ内容を卒業研究へとつなげる。又、広範な分野で様々なICTの利活用が行われている現状を理解した上で、健康スポーツ分野における啓蒙活動や教育活動におけるICTの援用についても、自ら探究する姿勢を涵養する。

【到達目標】

 @ 各自研究分野においてICTの援用が行える。
 A データ収集や文献調査におけるデータベースやWebサービスの有効活用が行える。
 B 評価・分析において統計学的手法が活用できる。
 C 実際の教育方略や課題解決において最適な技術の選択と活用、さらにはその評価が行える。

【授業計画】

 前期には、文献調査や先行事例から社会や教育でのICT活用について学ぶと共に、それらを通した考察を行い、レポートを作成する。後期には、実際のシステムの観察や使用体験を通して、実践的にICT活用について学び、卒業研究へとつなげていく。
 取り扱うテーマと履修学生の興味・関心に則して、適宜学外施設等への見学やフィールドワークを行う場合がある。なお、その場合の交通費は履修学生の自費とする。
 動作分析の演習を目的として、本講座ではアーチェリー等の活動も行う。学外アーチェリー場(名古屋市内)を使用する場合の交通費も自費とする。

内容
内容
1
オリエンテーション、ICTスキルチェック
16
卒業研究中間発表会聴講
2
現在及び今後のICT技術
17
発表会レポート発表・ディスカッション
3
スクライビング、電子アーカイブ
18
ICT実践活用F(身体運動の測定・分析等)
4
技術発展と今後の社会(Education 2030、DX)
19
ICT実践活用G(身体運動の測定・分析等)
5
コミュニケーションと教育(VR、メタバース)
20
ICT実践活用H(身体運動の測定・分析等)
6
アーチェリー実習基礎@
21
研究の進め方概説、文献調査、引用ルール
7
アーチェリー実習基礎A
22
文献を活用したレポート作成
8
アーチェリー実習B、動作(フォーム)分析
23
ICT機器・システム実践活用I(その他)
9
アーチェリー実習C、動作分析(続き)
24
ICT機器・システム実践活用J(その他)
10
ICT実践活用@(ドローン等)
25
ICT機器・システム実践活用K(その他)
11
ICT実践活用A(ドローン等)
26
卒業研究テーマの検討
12
ICT実践活用B(VR等)
27
研究テーマ発表・ディスカッション
13
ICT実践活用C(VR等)
28
研究計画検討
14
ICT実践活用D(ロボット・AI等)
29
研究計画作成
15
ICT実践活用E(ロボット・AI等)
30
本授業のまとめ

【履修上の注意(含予習・復習)等】

 本授業においては、PCや統合ソフト(ワープロ、表計算等)の操作方法については学修せず、それらPCリテラシーに類する知識やスキルは既に備わっているものとして扱う。したがって、情報基礎演習等で既に学修した内容の理解は必須条件とする。

【成績評価の方法と評価割合(%)】

 評価は、最終課題(レポート)で提出する成果物40%、各段階で提出する成果物40%、授業への取組状況20%を合計して行う。なお各課題とは、本授業で出題される課題(宿題を含む)の実施状況である。授業への取組状況とは、授業内の設問に対する実施・回答内容等である。

【テキスト・参考文献】(テキスト◎、参考文献(推薦)○)

 ◎適宜プリントやデータファイル等を配付。

 ○『アカデミックスキルが学べる情報リテラシー』(前野博編著、同友館)
 ○『Excelでやさしく学ぶ統計解析』(石村貞夫他著、東京図書)
 ○『すぐ分かる統計解析』(石村貞夫著者、東京図書)