【シラバス基本情報】
| 科目名 | こども文化のデザイン | |
| 担当教員 | 谷岡 曜子 | |
| 配当年次 | 1年 | |
| 履修方法 | 選択必修 | |
| 開講時期 | 後期 | |
| 授業形態 | 講義 | |
| 単位数 | 2 | |
| 備考 | ||
【授業目標】
こどもを取り巻く文化の普遍的な要素である物語と、それを伝達するために用いられる最先端のメディアの仕組みについて理解する。また、それらのメディアを活用し、幼児期から青少年期のこどもの興味関心に響く作品を、学生自身が伝えるべきであると思う内容でもって制作するために必要な基礎を身につけることをねらいとする。
【到達目標】
@ 著作権関連法・美術基礎を含む、作品制作のための基礎知識を身につけている。
A 各メディアの特徴と、その制作に必要な道具、能力について理解している。
B 伝える相手・その親・社会に配慮し、伝えるべき内容とメディアを選択できる。
C 伝える相手に、伝えるべき内容が伝わるように作品を制作できる。
【授業計画】
1. こどもを取り巻く文化 メディアの種類と変遷
2. AIと著作権とオリジナル
3. 検索力と資料購読
4. 不変の要素”物語” 物語の活用の可能性と物語の作り方
5. 物語の裏側 キャラクターの作り方
6. 企画の作り方
7. 実制作@ 設計と計画
8. 観察と美術基礎
9. 美術解剖学と動きの切り取り
10. 実制作A 修作
11. コンポジションと画角
12. 背景技術
13. 実制作B 舞台背景
14. 実制作C 合成と修正
15. 作品の講評
【履修上の注意(含予習・復習)等】
授業内で、技術向上のための練習時間を取ることができないため、授業外で繰り返し学び、実践する必要がある。特にデザインや芸術に関わるプロを目指す場合、授業外での自習を推奨する。
オンデマンド形式の授業を実施する場合がある。
【成績評価の方法と評価割合(%)】
授業座学部分についての理解度を授業メモで評価(40%)。
実制作4回での制作物から、座学で学んだ内容を踏まえて表現できるかを評価(40%)。
最終的に提出された完成作品で、伝えようとした内容を伝えられるかを評価(20%)。
【テキスト・参考文献】(テキスト◎、参考文献(推薦)○)
◎文化庁 『著作権法入門 2024-2025』著作権情報センター
〇ロベルト・オスティ (著), 植村 亜美 (翻訳)『目で覚える美術解剖学』パイインターナショナル
〇犬丸 (著) 『かんたん! マンガパース術 (マンガ家と作るシリーズ)』新書館
その他、随時授業内で紹介する。