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笹竹英穂先生が本を出版しました!絶賛好評発売中!

2021.02.04

お知らせ

発行年月:2020年11月

発行年月:2020年11月

選手にどんな言葉をかければよいのか迷っている人たちへ 

体育教師をめざす学生は、部活動の試合で負けた時の悔しさ、怪我した時の絶望感など、様々な挫折を味わっている。

そして部活動を指導する教師から励まされ、その言葉によって立ち直ってきた。たとえば、ある学生はこんなことを語ってくれた。

高校の野球部の最後の試合は、自分のエラーで負けてしまった。試合後、一緒に頑張ってきたみんなに申し訳ないと思い、自分を思いっきり責めていた。その時、監督が声をかけてきた。

「お前のエラーなんか、みんなすぐに忘れる。今までの練習に対する姿勢や、チームに貢献してくれたことが、みんなの心に残っている。」

この教師の言葉によって、この選手はどんなに救われたことだろう。

 

またレギュラーになれなかった学生はこんなことを語ってくれた。

高校3年時にピッチャーから野手に転向し、朝練や夜練でひたすらバッティング練習をした。しかし緊張すると思うようなバッティングができず、結局メンバーに選ばれることはなかった。その時、私を支えてくれたのはコーチ役の教師の言葉だった。

「お前を試合に出してやりたい。悔しい思いをしているのは知っている。努力しているのも知っている。」

レギュラーにはなれなかったが努力してきてよかったと、この教師の言葉によってこの選手は思うことができたのではなかろうか。

本書は、部活動で落ち込んでいる生徒を励まし、奮い立たせた教師たちのすてきな言葉を集めたものである。

「スランプに悩む選手へ」「レギュラーになれない選手に」「試合に負けて落ち込む選手に」など場面ごとに分類してある。

部活動の指導では生徒にどのような言葉をかけたらよいか、苦慮することがあるが、そのような時に本書は必ず役立つであろう。

著者 笹竹英穂

1999年より健康科学部健康スポーツ科学科教授。

2007年度に名古屋テレビの朝の情報番組どですか!の月曜日レギュラーとして出演。趣味は、テニス、料理(辻クッキングスクール池袋校、京都校を修了)、茶道(京都に住んでいたころに修行)。家庭裁判所調査官として、非行少年や離婚で対立する夫婦、その子どもなどに対して、カウンセリングや心理テストを行う仕事に従事していたキャリアがある。

専門分野は、臨床心理学 犯罪心理学 健康心理学

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