私は、高校生の頃から「管理栄養士」になることが夢でした。

しかし、大学2年生の時に父が亡くなり、金銭面的にも夢を諦めるべきかすごく悩んだ時期がありました。そんな私を救ってくれたのが、同窓会奨学金でした。頂いた奨学金は過去問などの参考書や受験費用などに使わせて頂き、一生懸命勉強しました。

そのお陰で、無事管理栄養士になることができ、今年の4月からデイサービスで管理栄養士と介護職の兼務として就職しました。
1日のほとんどが介護の仕事にはなりますが、栄養講座を実施したり栄養指導をしたりと、とても仕事にやりがいを感じています。今、こんなにも楽しく仕事ができているのも、同窓会奨学金を頂くことができたからだと心から感謝しています。

夢に向かって必死に4年間勉強をし続けたあの日々は、正直苦痛で何度も逃げ出したくなりましたが、今思えば逃げずに努力しつづけて正解だったなと思います。夢に向かって頑張ることはとても素敵だと思いますし、金銭面を理由に夢を諦めるという選択肢をとらなくて正解だったと思います。

これからも管理栄養士としてたくさんのやりがいを感じていけるよう、学生時代の苦労を忘れずに、日々過ごしていきたいと思います。

2021年度同窓会奨学生　西脇花歩（令和4年度栄養科学科卒業）