越智久美子准教授のゼミ生（3.4年）が、「関係ないと言わぬ人」をスローガンに掲げ主権者としての活動に取り組んでいます。
今回、ゼミ生からの提案により、自分たちの住む暮らしをもっと住みやすく、誰もが差別なく安心して暮らせる町になってほしいという願いのもと、「パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度」の導入に関し、2023年5月に大府市議会に同制度の請願書、大府市長に要望書、同年6月に愛知県知事に要望書、東浦町長に要望書、同年7月に清須市長に要望書を提出。それ以外の29市町村には首長宛てに手書きの手紙を送りました。取り組みについてご紹介します。

5月22日(月)、
越智ゼミの4年生10名が、大府市議会に「パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度」の請願書を、岡村秀人大府市長に同制度の要望書を提出しました。

「パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度」は、同性や事実婚のカップルが夫婦、家族同様の扱いを受けられる自治体による制度です。越智ゼミでは、これまで「アライ」（LGBTQに代表される性的マイノリティを理解し支援するひとのこと）でありたいと活動をつづけてきました。その様子について、中日新聞Web（5/24） 、中日新聞Web（5/27） 、知多メディアスで取り上げられました。

※　請願書、要望書を受けた大府市では、7月より「パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度」が導入されました！
大府市パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度について｜大府市 (city.obu.aichi.jp)

6月20日(火)、
越智ゼミ生（3年12名、4年10名）が愛知県の大村秀章知事に「パートナーシップ制度・ファミリーシップ宣誓制度」の導入及び市町村へ同制度の導入呼びかけに関する要望書を提出しました。

愛知県庁本庁舎の正庁には3年ゼミ生12名が出向きました。そして、誰もが自分らしく堂々と生きていける社会になることを願い、大村秀章知事へ意見を述べる時間もいただきました。その様子について、 毎日新聞、読売新聞、CBCテレビにて報道されました。

※　愛知県知事は、7月19日(水）に子どもの共同親権を認めるなど、同性、異性を問わず、事実婚のカップルにも婚姻に準じた法的保護を与える制度の新設を国へ要請する考えを表明しました。事実婚の子にも法的保護を　愛知県知事、国に要請へ（共同通信） - Yahoo!ニュース

※　愛知県の大村秀章知事は、8月17日(木）にＬＧＢＴなど性的少数者や事実婚のカップルらと暮らす子供を家族として公的に証明し、行政サービスを受けられるようにする「ファミリーシップ制度」を来年４月に導入すると発表しました。
県によると、都道府県レベルでの導入は初めてで、NHKでも報道されました。

愛知県がファミリーシップ制度導入　都道府県で初 - 産経ニュース (sankei.com)

6月26日(月)、
越智ゼミ生（3年７名）が東浦町の神谷町長に「パートナーシップ制度・ファミリーシップ宣誓制度」の導入に関する要望書を提出しました。この日、急きょ神谷町長が来られなくなり、代理の篠田副町長に手渡しました。その様子について中日新聞が報道されています。

7月11日(火）、
清須市の永田純夫市長に越智久美子准教授の3年ゼミ生、4年ゼミ生、計22名が「パートナーシップ制度・ファミリーシップ宣誓制度」の要望書を提出しました。清須市へは、3年ゼミ生7名と4年ゼミ生2名がお邪魔しました。