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戦後80年。「現代人間論〈人間図鑑〉」の講義に卒業生・伊藤米子さん(91歳)がゲスト講師として登壇され、熱田空襲で爆死した姉のことについてお話されました!

2025.06.10

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伊藤米子さんと越智久美子准教授

伊藤米子さんと越智久美子准教授

名古屋市内で最大の犠牲者を出した「熱田空襲」(昭和20年6月9日)から80年になる6月9日。
「現代人間論〈人間図鑑〉」(担当:越智久美子准教授)のゲスト講師として、卒業生の伊藤米子さん(昭和28年度中京女子短期大学家政科卒)が登壇され、一般の方にもご参加いただき、公開講座形式で開催されました。

伊藤米子さんの3歳年上の姉・石原照子さんは昭和20年当時、至学館大学の前身である中京高等女学校の生徒であり、愛知時計電機での学徒動員中に「熱田空襲」で亡くなりました。その翌日、両親とともに姉を探した伊藤米子さんが見た光景について話していただきました。
講義では、越智久美子准教授が「熱田空襲」当日の様子を体験者の手記や証言を伝え、受講者全員で黙祷も行いました。受講生の他、多くの一般の方々も聴講され、同窓会も運営に協力をしました。

受講生、メディア、一般の方で会場は満員

受講生、メディア、一般の方で会場は満員

6月9日学園の卒業生34名が爆死

6月9日学園の卒業生34名が爆死

聴講された一般の方とは偶然の出会いもあり

聴講された一般の方とは偶然の出会いもあり

当日の様子が、メ~テレデジタル、毎日新聞、読売新聞、中日新聞、テレビ愛知、NHK等、多くのメディアで取り上げられました。

毎日新聞(愛知版)6/10

毎日新聞(愛知版)6/10

読売新聞(社会面)6/10

読売新聞(社会面)6/10

中日新聞(知多版)6/10

中日新聞(知多版)6/10

また、戦後80年6月9日を迎えるにあたって、学生たちで千羽鶴を折りました。

毎年、「近・現代史」(担当:越智久美子准教授)の講義で熱田空襲の被害等が伝えられていますが、戦後80年の今年度は、受講生220人が爆死されたられた方々の追悼の想いを込めて千羽鶴を折りました。受講生の代表として健康スポーツ科学科4年の古間莉緒さんと杉浦野々香さんが、5月16日(金)に愛知時計電機の正門脇のお地蔵様を訪れ、千羽鶴を奉納し平和を祈りました。その様子が中日新聞(5月17日付 愛知県版)に掲載されました。
5月17日付の「中日新聞」(愛知県版)Webニュース

古間莉緒さん(左)と杉浦野々香さん(右)

古間莉緒さん(左)と杉浦野々香さん(右)

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