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お知らせ

2023.02.01 2月の新着図書のお知らせ★『生命倫理のレッスン : 人体改造はどこまで許されるのか? / 小林亜津子著』など他にもあります

新着図書を附属図書館1階カウンター横の棚に並べました。
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今月は『生命倫理のレッスン : 人体改造はどこまで許されるのか? / 小林亜津子著』をご紹介します。

「生命倫理学」とは、おもに「人間の生命や先端医療技術に関する倫理問題(何が正しい〔よい〕ことなのか理のある議論で考えること)」を扱う学問分野です。安楽死や尊厳死、脳死など、「いのち」の終わりはどのように決めたらよいのか。あるいは、体外受精や代理出産、精子バンクなど、「いのち」の始まりを人工的に操作してよいのか、そして、人工生殖で生まれてきた子どもたちは何を思うのか。このような「いのち」の終わりや始まり、すなわち、死という私たち人間にとって限りなく深い問題を考えていくのが「生命倫理学」です。
科学の進展が日々新たに繰り出す多彩な医療技術は、もはやいのちの「終わり」と「始まり」、病気などの「治療」にとどまらず、私たちの「からだ」や「あたま」をよりよく、望み通りに「改造」する段階に移ろうとしています。これからお話ししたいのは、このような「からだ」や「あたま」を「改造」してよいのかという「エンハンスメント(治療を超えた医療的介入)」の倫理問題です。
(中略)
生来の資質と本人の努力が織りなす個人ヒストリーに、バイオテクノロジーを用いた「ショートカット」が取って代わるとしたら、私たちの人生観、価値観は、どのように変わるでしょうか。それによって、人類はどう変化していくのか。それは進化なのか、それとも堕落や退化をもたらすのか。私たち人間にとって、あるいは人生にとって、大切なものは何かという根本的な問題を、エンハンスメントは問いかけています。
                         ・・・・・・ はじめにより

美容整形、ドーピング、スマートドラッグなど、生活の身近なところにある化学技術との向き合い方を考えるためのおすすめの1冊です。

その他の新着図書
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私たちはなぜ傷つけ合いながら助け合うのか / 越智啓太編
説明組み立て図鑑 : あてはめるだけで"すぐ"伝わる / 犬塚壮志著
子どもを支える「チーム学校」ケースブック / 水野治久著
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