夢追人

プロジェットスキー選手

スポーツ

藤岡 達己 さん ふじおか たつき
平成30年度健康科学部健康スポーツ科学科卒 / 愛知県在住
目指すは世界チャンピオン!みんなの笑顔がまたみたい!

2019 WORLD CUP

2019 WORLD CUP

2022 ALL JAPAN CUP

2022 ALL JAPAN CUP

🍀小さい頃から運動好き! いろんなスポーツを体験

小学校3年生までは、地域のスイミングスクールとサッカーチームに通っていました。4年生から始まった課外活動では、陸上部・野球部・ハンドボール部に所属し、勉強よりも部活動に夢中な毎日を送っていたと思います。
喘息を抱えていましたが、さまざまなスポーツに取り組む中で心身ともに鍛えられ、「誰にも負けたくない!」という気持ちが強くなり、何事にも結果を求めるようになりました。

父は自営業の傍ら、ジェットスキーの全国大会に出場しており、全国各地で行われる大会遠征に連れて行ってもらうことが、私にとって大きな楽しみでした。レースに挑む父の姿はとてもかっこよく、「自分も早くレースに出たい」と憧れを抱くようになりました。

🍀中学校でハンドボール部に入部。全国大会出場を経験!

いろいろなスポーツを経験してきたため、中学生になったとき、どの部活動に入ろうかとても迷いました。そんな中、入学したその年にハンドボール部が日本一を達成しました。小学校4年生の頃、6年生として活躍していた先輩たちの姿が強く印象に残っており、「自分も日本一になりたい!」という思いが芽生え、ハンドボール部に入部しました。

ところが、中学3年生の春、優勝がかかった全国大会を目前にして、3.11東日本大震災が発生しました。すべての大会は中止となり、日本一になるという目標を果たせないまま卒業することになりました。この経験から、大きな出来事が起これば、積み重ねてきた努力が一瞬で終わってしまうこともあるのだと痛感しました。

だからこそ、先に何があるかは誰にもわからない。そう思うようになり、「一瞬一瞬を全力で頑張ること」の大切さを強く心に刻むようになりました。

🍀ハンドボールを続けるために、至学館高校へ進学

ハンドボールを続けるため、高校選びでは何校か体験練習に参加しました。その中で、ひときわ面倒見がよく、親身になって話を聞いてくださったのが、当時至学館高校ハンドボール部の監督を務めていた布垣先生でした。
至学館高校のハンドボール部は、部員も少なく決して強豪ではありませんでしたが、目標意識が高く、「ここでなら何かを変えられるかもしれない」と感じました。

また、友達のように距離が近く、それでいてメリハリのある指導をしてくれた中学校の担任(体育教師)の影響もあり、将来は教師になりたいという思いがありました。そのため、強豪校からの誘いを断り、至学館高校への進学を決意しました。

入部後は、1年生の頃から3年生とともに部活動を任せていただき、「ハンドボール部を創部初の県大会へ、俺が連れて行く!」という強い覚悟を持ってチームづくりに取り組みました。
小・中学校での経験を活かし、練習方法を自分なりに考案してチームを変えようと動きましたが、未経験者が多く、結果を出すことは簡単ではありませんでした。さらに「練習がきつい」という理由で、同期の半分以上が退部していきました。

「自分のやり方が間違っているのではないか」「楽しむ部活にした方がいいのではないか」と何度も悩みました。それでも、ただ楽しいだけの部活ではなく、結果を出してこそ「頑張ってよかった」と思えると信じ、練習内容は変えず、厳しさを貫く決断をしました。

2年生になると、3年生になったときにどうすれば強くなれるかを考え、チーム全体の底上げを意識した練習へと切り替えました。ついてこられない部員は次第に辞めていき、3年生の頃には、入部当初14人いた同期は6人に、総勢25名だった部員も14名まで減っていました。

それでも、ついに創部初となる県大会出場を果たすことができました。部員全員がユニフォームを着て、後輩たちの力も借りながら県大会の舞台に立てたことは、何よりも嬉しい経験でした。
「信念を貫いてよかった」「諦めなくてよかった」「仲間を信じてよかった」——仲間とともに味わった創部初の県大会出場は、忘れられない大きな達成感となりました。

高校時代のクラスメート

高校時代のクラスメート

仲の良かった仲間

仲の良かった仲間

🍀至学館大学へ入学 有意義だった学生生活

部活動に打ち込む一方で、勉強は決して得意とは言えず、大学へ進学するか就職するかで大いに悩みました。親や友人に相談する中で、「自分に合っているのは至学館大学ではないか」と勧められ、オープンキャンパスに足を運びました。
そこで改めて、体育の教師になりたいという初心を思い出し、「ここで学び、自分をもっと高めたい」と強く感じるようになりました。そして、親しい友人とともに至学館大学への進学を決意しました。

大学に入学したタイミングで、高校時代にお世話になった布垣先生が、大学ハンドボール部の監督に就任されました。
「ハンドボール部を創部初の2部リーグへ昇格させたい」——そんな思いを抱いていたところ、偶然にも中学生時代にライバルとして競い合っていた友人と再会しました。意気投合した私たちは、ともにハンドボール部へ入部し、創部初の2部リーグ昇格という目標に向かって歩み始めました。

後輩たちにも恵まれ、チーム一丸となって努力を重ねた結果、ついに念願だった創部初の2部リーグ昇格を達成することができました。

ハンドボールの練習風景

ハンドボールの練習風景

恩師の布垣先生(監督)

恩師の布垣先生(監督)

🍀平田ゼミで培ったコミュニケーション能力が人生の糧

平田ゼミでの野外活動は、私のコミュニケーション能力を大きく成長させてくれました。野外活動実習では、学年の異なる学生が同じ班になり、4年生であった私が班をまとめる役割を担いました。
「どうすれば班をうまく統率できるのか」を考えながら、後輩一人ひとりの性格を見極め、どのような雰囲気づくりをすればよいのかを試行錯誤する、非常に貴重な経験となりました。最初はなかなか会話が弾まなかった班も、数日間寝食を共にする中で次第に打ち解け、日に日に仲良くなっていく様子を見ることができたのは、とても嬉しい出来事でした。

また、平田ゼミの活動では、同年代の仲間だけでなく、先生方、先輩、後輩など、さまざまな立場の人と関わる機会が多くありました。その中で、「相手にどう接するのが最適なのか」「距離感をどう縮めるのか」「場の空気をどう読むのか」といったことを、自分なりに学び、身につけることができたと感じています。

こうした経験は、現在のジェットスキーの業界でも大いに役立っています。年上の方が多い環境の中で、学生時代に培った人との関わり方がなければ、今の先輩方との良好な関係は築けなかったと思います。
人と深く関わる機会の多かった平田ゼミに所属したことで、コミュニケーション能力が磨かれ、今の自分がある——心からそう感じています。

野外キャンプ実習

野外キャンプ実習

先輩の卒業式で

先輩の卒業式で

授業の後で

授業の後で

🍀大学1年生(2015年)でジェットスキーのレースに初出場!

大学1年生のとき、ジェットスキーのレースに初出場しました。実際にレースを経験し、簡単には勝てない競技であることを痛感しましたが、「絶対に勝つ!いつか世界一になってみせる!」という強い気持ちが芽生え、週に一度、長良川で練習を重ねるようになりました。

ジェットスキーのレースは、水面に設定されたコースを大会ごとに決められた周回数走り切った選手が勝者となる競技で、いわば“水上版F1”のようなスポーツです。マシンの状態を見極めながら、自分にどれだけ負荷をかけられるかを常に考え、試行錯誤を重ねて練習に取り組みました。

レース出場にかかる費用については、大学で実施されていた夢・チャレンジ奨励金の支援を受け、大会のエントリー費や遠征費、マシンの運送費などに充てることができました。大学からのサポートがあったからこそ、競技に本気で打ち込む環境を整えることができたと感じています。

その結果、全日本選手権で優勝することができました。
ゴール直後、最大のサポーターであり、メカニック(ジェットスキーを改造・整備する人)でもある父とハイタッチを交わした瞬間、「やっていて本当によかった」「ついに日本一になれた」と、心の底からそう思いました。

2015全日本選手権大会で優勝

2015全日本選手権大会で優勝

父と

父と

🍀卒業後、プロジェットスキー選手として世界大会へ参戦!4位入賞表彰台へ!

大学卒業後は、元プロジェットスキー選手である父の会社に就職しました。2023年現在は、YAMAHAのジェットスキー開発関連の仕事にも携わらせていただいています。競技に直結する知識や技術を学べる環境に身を置きながら働けることは、自分にとってプラスしかなく、とても恵まれていると感じています。

2019年には、タイで開催されたジェットスキー世界大会に出場し、4位入賞という結果を残すことができました。この大会でも、家族や友人、仲間たちが変わらず支えてくれ、ゴール後にはみんなが笑顔で迎えてくれました。その姿を見て、心から喜んでもらえたことが何より嬉しかったです。

この結果は、決して自分一人の力で勝ち取ったものではなく、支えてくれた人たちとともにつかんだ「チームの成果」なのだと、改めて強く実感しました。

至学館のロゴをつけて参戦

至学館のロゴをつけて参戦

谷岡学長に結果報告

谷岡学長に結果報告

メカニックの仲間

メカニックの仲間

 目指すはアジア大会出場、そして世界チャンピオン! みんなの笑顔がまた見たい!

全日本選手権で優勝したときの言葉にできないほどの快感、そして思うような結果が出なかったときの悔しさ。そのすべてが、今も私をジェットスキーへと突き動かしています。
「世界一を取る」——その目標を達成するため、これからもジェットスキーを続けていきます。まずは、2026年に愛知県で開催されるアジア大会への出場、そして優勝が目標です。
仲間たちとともに勝利の喜びを分かち合い、再びみんなの笑顔を見るために、これからも全力で挑戦し続けます。

TMCのメンバー

TMCのメンバー

 競技歴・成績

  1. 2017年 全日本選手権大会 SPARK CUP 総合第3
  2. 2018年 全日本選手権大会 NA/O RUNABOUT 総合第2
  3. 2018年 全日本選手権大会 第4戦 A/RUNABOUTSLTD  優勝
  4. 2018年 KAZE JETSKI Enjoy 耐久in 宮古島 優勝
  5. 2019年 全日本選手権大会 第6戦 NA/O RUNABOUT  優勝
  6. 2019年 全日本選手権大会 第6戦 PRO RUNABOUT SLTD 3
  7. 2019年 全日本選手権大会 NA/O RUNABOUT   総合第2
  8. 2019年 JET SKI WORLD CUP GRAND PRIX  【世界選手権】

PRO-AM RUNABOUT OPEN  in タイ、パタヤ 4位 

  1. 2020年 コロナの為欠場
  2. 2021年 全日本選手権大会 第3Pro R/AOPEN 3
  3. 2021年 全日本選手権大会 第4Pro R/AOPEN 2
  4. 2021年 全日本選手権大会 第7Pro R/AOPEN 2
  5. 2021年 全日本選手権 第8Pro R/AOPEN 3
  6. 2021年 全日本選手権 Pro R/AOPEN  総合第3
  7. 2022年 ALL JAPAN JET SPORTS SERIES  A RUNABOUT(SLTD) 2

INFORMATION

  • 至学館大学のロゴをジェットスキーに貼って出場した2019年世界選手権の映像(21分ごろから)https://fb.watch/hzIKuNfeu_/
  • 2022「ワールドジェットマガジン」掲載
  • Instagram @ttk_jetski  

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