「スポーツ栄養」に関する知識と実践力のある「管理栄養士」
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「プラスα」の管理栄養士を養成する「栄養科学科」
はじめに ~管理栄養士と栄養士の違いとは?
管理栄養士と栄養士の違いはどこにあるのか・・・
皆さんは詳しく知っていますか?
乳幼児から育ち盛りの児童・生徒、成人、病気で入院している人、高齢者などあらゆる人々の健康を栄養面から支えるのが栄養士・管理栄養士です。
栄養士は、「栄養士法」によって「栄養の指導」を業務とすることが定められています。管理栄養士は、栄養士を管理・監督する業務であると定められています。
管理栄養士は従来、栄養士の業務のうち「複雑または困難なもの」を行うと定められていましたが、2002年4月施行の「改正栄養士法」では役割がより明確になりました。
管理栄養士とは・・・
(1) 傷病者の療養のために必要な栄養指導
(2) 個人に対する高度な専門知識・技術を要する健康の保持増進のための栄養指導
(3) 特定多人数に継続的に食事を供給する施設において個別的な配慮も含む高度な給食管理
(4) 特定給食施設に対する栄養改善上必要な指導
などを行います。
このように管理栄養士は、食生活の改善に貢献することが期待されている職業です。
栄養士とは・・・
地域住民、あるいは学校、病院や社会福祉施設などの事業所に従事する人々などの健康保持・増進を目的
(1) 栄養バランスのとれた献立の作成
(2) 調理担当者の栄養に関する知識の向上
(3) 調理方法の改善・指導
などの栄養指導を行います。
栄養士・・・都道府県知事が発行する資格
管理栄養士・・・国家資格であり、栄養士としてさらに高度な知識を持った証
スポーツ栄養士とは・・・
スポーツの現場で栄養のサポートを行う管理栄養士のことを言います。
スポーツ選手の栄養管理が主な仕事内容で、スポーツ選手の競技特性、生活スタイル、コンディションを把握した上で、最適な献立を提供したり、スポーツ選手や指導者に栄養・食事に関する自己管理能力を高めるための栄養教育や食事環境支援も行います。
日本体育協会が開催する専門講習会を受講し、検定試験合格後、日本栄養士会と日本体育協会が「公認スポーツ栄養士」として認定されます。
専門講習会の受講資格は、22歳以上の管理栄養士で、スポーツ栄養指導の経験もしくは予定がある者。
スポーツ現場での栄養に関する専門家は必要とされており、今後ニーズが高まります。
スポーツ栄養士への道 ~夢を現実にするために~
スポーツ栄養士ってどんな仕事?
スポーツ栄養士は、アスリートや運動をする人たちの「食」を通して、体づくりやパフォーマンスアップをサポートする専門家です。
たとえば、
- 試合前後の食事メニューを考える
- 減量・増量の食事計画を立てる
- チームや選手に栄養セミナーを開く
- 合宿に帯同して食事を提供する
「食事」は、筋力や持久力、集中力にも影響します。トレーニングと同じくらい「栄養」も大切なんです。




どうやってなるの?
Step①:管理栄養士養成課程のある大学に進学しよう
スポーツ栄養士になるためには、まず「管理栄養士」の国家資格を取ることが必要です。
Step②:管理栄養士の国家資格を取得しよう
大学で必要な単位を取って卒業すれば、「管理栄養士国家試験」の受験資格が得られます。
試験に合格すれば、晴れて「管理栄養士」に!
Step③:公認スポーツ栄養士の資格を取得しよう
「公認スポーツ栄養士」は、日本スポーツ協会が認定する、アスリートやチームの栄養管理を専門に行う資格です。
公認スポーツ栄養士養成講習会」を受講後、試験に合格することで「公認スポーツ栄養士」として正式に認定されます。
どんなところで働けるの?
スポーツ栄養士の活躍の場は広がっています。
就職先の例:
- プロ・実業団スポーツチーム(野球、サッカー、ラグビーなど)
- 給食委託会社(高校、大学、プロ、社会人チームの選手寮など)
- スポーツジムやフィットネスクラブ
- スポーツ関連企業 など
最後に ~夢に向かって準備しよう~
スポーツ栄養士は「食」と「体」をつなぐ、やりがいのある仕事です。アスリートの「夢」を支える存在として、大きな力になります。
高校生の今は、まず「人の役に立ちたい」「スポーツが好き」「料理が好き」という気持ちを大切に。
そして、自分の進路に「管理栄養士」や「スポーツ栄養士」という選択肢を加えてみてくださいね!
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