夢追人

フットゴルフ選手
フットゴルフ日本代表

スポーツ

板倉 愛里 さん いたくら あいり
平成29年度健康スポーツ科学科卒 / 愛知県
27歳で出会ったフットゴルフで、日の丸を背負って世界と戦う。

板倉 愛里さんについて

フットゴルフの日本代表として、国際大会で戦う選手です。平日はNIKEで働きながら夜にトレーニングを重ね、週末は練習やラウンドに励んでいます。2025年1月にアメリカ・ラスベガス近郊で行われた国別対抗戦「パシフィックトロフィー」に日本代表として出場し、日本は大会連覇を果たしました。2026年にメキシコ・アカプルコで開かれた世界大会では、日本女子が団体戦で3位に入っています。現在は至学館大学の科目等履修生として、体育の教員免許の取得にも取り組んでいます。

⚽27歳で出会った、キックがすべての競技

フットゴルフに出会ったのは、2023年、27歳のときです。もともとサッカーをしていましたが、始めたのが高校からだったこともあり、選手としてプレーすることには自信がありませんでした。それでも、ボールを蹴ることは大好きでした。

そんなとき、2023年のワールドカップにフットゴルフ日本代表として出場していた大学同期の藤原義晃さんに「フットゴルフをやってみたい」と伝えたところ、「世界で戦えるよ!」と誘ってもらったのが始まりです。キックだけは自信があった私にとって、そのキックが何より重要になるフットゴルフは、魅力的すぎるスポーツでした。初めてラウンドしたその日から、すっかり夢中になりました。

⚽日の丸を背負って知った、団体戦の楽しさと悔しさ

思い通りにカップインできたとき、ロングパットが決まったときの喜びは、日常では味わえない感覚です。

初めて日本代表に選ばれたのは、2024年にマレーシアで開催されたアジアカップでした。個人戦では、初めての国際大会で洗礼を受けたようにうまくいかなかったものの、すぐに立て直して3位で終えることができました。団体戦では、みんなでラインや攻め方を考え、いいキックが決まると一緒に喜ぶ楽しさを知りました。結果は2位と悔しいものでしたが、この経験があったからこそ、団体戦でも世界一をとりたいと思うようになりました。

2026年には、フットゴルフを始めたときから目標にしていたワールドカップに初めて出場しました。個人戦は初めての4日間大会。3日目には最終組で世界の強豪と回り、最初の数ホールは身体が固まるほど緊張しましたが、立て直して5位タイでフィニッシュしました。目標の10位以内は達成したものの、とても悔しくて、すぐに「次までに強くなろう」と燃えました。団体戦は、準決勝でスペインに獲得ホール差で敗れました。それでも、日付が変わるまでみんなで話し合って臨んだ3位決定戦で全マッチに勝利し、3位を勝ち取りました。連覇を目指していただけに悔しさも残りましたが、次にやるべきことがたくさん見つかった大会でした。

⚽まずは年間チャンピオン、そして個人・団体で世界一へ

まずの目標は、日本女子の年間チャンピオンをとることです。フットゴルフを始めてから、けがなどもあって、年間を通してすべての試合を戦えたことがありません。そこで2027年に向けて、強い身体をつくるトレーニングを始めています。技術面ではアプローチとロングパットが課題なので、そこを磨いていきます。試合結果にはメンタルが大きく関わると感じているので、本を読んで良いと思ったことは実践しています。

長期的な目標は、個人戦でも団体戦でも世界一になることです。団体戦の機会はなかなかないので、女子選手と積極的にコミュニケーションをとったり、有志で集まって練習したりしていきたいです。明るさとチームのために動けるところが私の強み。大会期間でなくても、それを大切にしていきます。

⚽女子サッカー部で学んだ、基礎と反復の大切さ

至学館大学では女子サッカー部に所属し、基礎をしっかり行うことと反復練習の大切さを学びました。それが今の日々の練習にも活きています。インカレ予選では、あと1試合勝てば全国という悔しい経験もしました。試合に向けて部員のみんなと多くの時間を共にし、たくさん練習した思い出はかけがえのないものです。

授業で学んだスポーツ栄養やトレーニング方法、身体のケアも今に活きています。そして、至学館大学で藤原さんに出会っていなければ、フットゴルフに出会うこともありませんでした。今でもたまに一緒にボールを蹴る仲間がいることがとてもうれしく、至学館大学を選んでよかったと思います。

⚽今の課題に全力で。どんなことでも、きっと何かに活きる

私がこのスポーツに出会ったのは27歳と、普通の競技でいえば遅いスタートでした。それでも、練習を重ねることでトップレベルの選手に追いつき、日本代表として戦っています。大学時代に取り組んでいたスポーツや練習に向き合う姿勢、授業で学んだ身体のケアや食事が、今とても大きな力になっています。今ある課題やスポーツに、全力で取り組んでください。どんなことでも、きっと何かに活きます。

主な戦績

2024 アジアカップ(マレーシア) 日本代表 個人戦3位・団体戦2位
2025 パシフィックトロフィー(アメリカ) 日本代表 団体優勝
2026 ワールドカップ(メキシコ) 日本代表 個人戦5位タイ・団体戦3位

一覧へ戻る

TOP