大学で学んだことを、さらに専門的に追求する大学院。「人間力の涵養」という本学園の建学の理念のもとに、高度な知識や能力はもちろん、より健全で豊かな社会の構築に貢献できる「人間力の形成」を理念としています。「運動」「栄養」「休息」それぞれに主軸をおき、健康・運動づくりのリーダーを養成しています。
本研究科のカリキュラムは、スポーツ医科学コース、スポーツ指導コース、スポーツ栄養コース、心理・社会コース、学校教育コースの5つの履修モデルコースを念頭に構成されています。これらの中から二つのコースを選択・履修し、学際的な専門知識を身につけることとしています。
教育課程は、すべての学生に共通である共通専門教育科目と、専門的に学修・研究するためのコース選択専門教育科目で構成されています。
共通専門教育科目には、修士論文作成に向けた研究のノウハウを学修するための基礎的な科目と修士論文を具体的に指導するための科目を配置しています。
コース選択専門教育科目は、それぞれの専門領域に関して高度な専門知識を身につけるための科目を配置しています。また、開講年次については、講義科目をできるだけ第1年次に配置し、第2年次にはそれらの専門知識を活用して応用・実践や研究を行うための演習及び研究科目を配置しています。
健康の保持・増進を図るための高度な専門知識と
実践力及び人間力を身につけた有能な健康指導者を養成する
至学館大学学位規程が定める修士の学位授与の要件を満たし,かつ修士論文の提出の手続きに基づいて提出された学位申請論文に関する審査基準は,次のとおりである。
審査委員会は,以下の各項目について5点満点で修士論文を審査し,研究科委員会に報告する。研究科委員会は,主査および副査の平均点が,各項目3点以上,合計15点以上であり,かつ人間力の判定が「認」であれば合格とする。
1.論文構成
論文構成が的確で,論理展開に整合性,一貫性がある。
2.研究方法
当該研究領域に求められる研究方法を採用し,情報や資料の収集,実験,調査,結果の処理や分析が適切かつ十分に実施されており,さらに関連する法律や規程,研究倫理が遵守されている。
3.結論
結論が実証的かつ論理的に導かれている。
4.論文作成能力
学術論文としての体裁や文章表現,図表の作成方法が適切である。
5.論文の内容
研究内容に新規性や独自性があり,学術的または社会的な意義が認められる。
6.人間力
修士課程を修了する者にふさわしい人間力(健康力,知的視力,社会力,自己形成力,当事者力)を身に付けていることが認められる。(評価方法は,「認・否」の2段階評価とする。)