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2008.07.28 レスリング アテネ以上の成績を(栄監督からのご挨拶)

オリンピックまであと1ヶ月を切り、選手も私もますます気持ちが高ぶってまいりました。皆様にはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
 今回、壮行会はじめ多くの方々に胸の熱くなるような励ましのお言葉をいただき、誠にありがとうございました。
 4年前のアテネオリンピックから、様々なことがありました。選手の怪我、プレッシャーとの戦い、色んな壁・・・、更には今年の1月には、あの吉田が敗戦を喫し、悪戦苦闘を強いられていた私でした。そんな中でも皆様からの励まし全てが、何よりも私の勇気となり力となりました。
 
千春はアテネで負け、その次の年は世界の舞台に立つことも出来ませんでした。でもあきらめなかった千春は、今48キロ級世界最強の選手です。何度も困難に打ち勝ち、涙を流しては前に進んできた千春は必ず北京で日の丸を揚げます。
 
沙保里が負けたときは、信じられない思いと、このままではいけないという忘れかけていたハングリー精神というものを思い出させてくれた気がします。勝って当たり前のように思われている沙保里も一人の人間であり、女の子です。これで、負ける悔しさも知ることが出来た。沙保里は、もうどこにも隙が見当たりません。そのくらいやってきたという自信もあります。沙保里は必ず2連覇します。
 
馨は相変わらずマイペースを保っています。この選手の一番の強みです。しかし、姉千春のこととなると目の色が変わります。アテネで叶えられなかった姉妹の夢は、この北京で最終章を迎えるのでしょうか。先のことはわかりませんが、至上初のオリンピック姉妹同時金メダルの偉業を成し遂げてほしい。心から思っています。

これからも試練は続くと思いますが、皆様くだされた温かいお言葉を心の糧とし、この苦境を必ず乗り切る覚悟でおります。今後ともどうぞ一層のご指導ご声援の程よろしくお願い致します。

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